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2020.04.17

美術館に乾杯! 広隆寺

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  国宝‘弥勒菩薩半跏像'(7世紀)

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  国宝‘弥勒菩薩半跏像'(7世紀末~8世紀初)

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  国宝‘千手観音立像'(平安時代・9世紀中頃)

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  国宝‘阿弥陀如来坐像'(平安時代840年頃)

数多く出かけたお寺のなかで国宝に指定されている仏像がいくつもあったな
という印象が強く残っているのが太秦の広隆寺。ここでもお目当てはなんと
いってもあの有名な‘弥勒菩薩半跏像'。視線が自然とむかうのは頬に指を
あてている右手。肘を右膝にたてこのポーズをとっているので仏像全体がと
ても立体的にみえる。中宮寺にある半跏像はつむった目が大きいのに対し、
こちらは新羅でつくられたものだから細目。そのため、素朴で初々しい朝鮮
の女性をイメージする。

ひと回り小さい通称‘泣き弥勒'と呼ばれる‘弥勒菩薩半跏像'はたしかに女性が
泣いている感じがよくでている。つくられたのは飛鳥時代の後期。この菩薩
像が身近に思えるのは唇が大きいから。こういう顔立ちの女性は散歩中でも
わりと出くわす。だから、この時代にリアリティな表現のある仏像が生ま
れたことをミステリーっぽくとらえてしまう。

霊宝殿ではここにもあそこにも国宝の仏像が並んでいる。見上げるほど背が
高いのが‘千手観音立像'と‘不空羂索観音立像'。ここの千手観音は体から左右
に突き出ている手の数があっけないほど少ない。数え切れないほど多くの手
があるタイプのものをみた回数の方が多いので、逆にこの少なめヴァージョ
ンは記憶によく残っている。

講堂の内陣にある‘阿弥陀如来坐像'はその阿弥陀如来らしい安定感が魅力。
仏像をみるポイントは顔の表情と手の動き。胸の前で両手を向かい合わせた
説法印がすごく新鮮にうつる。  

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