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2020.04.03

美術館に乾杯! 三十三間堂

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     三十三間堂(国宝)

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    ‘千手観音立像'(鎌倉時代・13世紀)

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   湛慶の国宝‘千手観音坐像'(鎌倉時代・1254年)

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     国宝‘雷神像'(鎌倉時代・13世紀)

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   国宝‘二十八部衆立像 婆藪仙人'(13世紀)

京博のすぐ前にある細長い三十三間堂のなかに一歩足を踏み入れるとあっと
驚くすごい光景が目に飛び込んでくる。階段上の台座にびっしり並んでいる
黄金の千手観音立像。その数なんと1001体。この圧倒的な千手観音パワ
ーに体ごと吹き飛ばされるのではないかとつい思ってしまう。

主役の菩薩は中央の‘千手観音坐像'なのに脇役の立像たちが数の力でみるも
のの視線を一手に集めているという感じ。だから、運慶の嫡男湛慶が晩年に
つくった大きな千手観音坐像の印象が薄い。修学旅行の記憶にはこちらの
坐像はまったく残っていない。

大人になってから出かけたときは長大な空間を隅から隅までじっくりみた。
そこで発見したのは‘風神雷神像'、赤鬼像の雷神のほうがその姿にインパクト
がある。背負った太鼓を連呼して雷鳴をとどろかすエネルギッシュな躍動感
は迫力満点。宗達があの有名な‘風神雷神図'を描くとき参考にしたのがこの像。

千手観音立像の前方の並ぶ二十八部衆のなかに妙に惹かれる眷属がいる。痩
せこけた老躯がリアルに表現されている‘婆藪仙人'(ばすせんにん)お馴染み
の阿修羅や迦楼羅にくらべると人間臭いところに親しみを感じる。

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