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2020.04.11

美術館に乾杯! 妙法院

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   妙法院庫裏(国宝 1604年)

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   国宝‘ポルトガル国印度副王信書'(桃山時代・1588年)

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   狩野永徳の‘松図襖'(重文 桃山時代・1595年頃)

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   狩野山楽の‘繋馬図衝立'(桃山時代・16世紀)

国宝の追っかけをはじめてからかなり長い時間がたってきたが、誰もが知っ
ている絵や仏像についてはその対面に大きな達成感のようなものが感じ
られる。これに対し、情報が少ないお宝の場合は初物特有の新鮮な驚きが
心に深く刻まれる。京博からすぐ近くの妙法院ではそんな貴重な体験があ
った。

圧倒的な存在感をみせているのが庫裏。入母屋造りの屋根を載せ正面に唐
破風の玄関をもうけた大規模な建築物にはそうそうお目にかかれない。
そして、内部に入ると目釘付けになるのは土間・板間部分の天井を張らない
小屋組。巨大な梁の交錯する構造はとても力強い。

国宝の‘ポルトガル国印度副王信書'をみることができたのは特別観覧のタイ
ミングで京都を訪問したから。レアものに遭遇したときは満足度が一段と高
くなる。この書状はポルトガルの植民地であったゴアを支配する印度副王
から秀吉に宛てたもの。本文の冒頭の‘C'の飾り文字には秀吉の紋である桐と
冠が描かれており、素材は家畜の皮をのばしてつくられた羊皮紙。

狩野永徳(1543~1590)の‘松図襖'は‘檜図屏風'と似た構成で太い幹
の左右にのびる松葉のボリューム感が目に飛び込んでくる。緑と茶褐色と
金地の相性がよくスケールの大きさを表現するにはピッタリ。また、馬の
躍動感が見事にとらえられた狩野山楽(1559~1635)の衝立にも
思わず足がとまる。

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