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2020.04.13

美術館に乾杯! 三千院・六波羅蜜寺

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    国宝‘阿弥陀三尊像'(平安時代 大原・三千院)

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  ‘十王像 閻魔王'(室町時代 三千院)

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   ‘平清盛像'(重文 鎌倉・13世紀 六波羅蜜寺)

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   ‘閻魔王坐像'(重文 13世紀 六波羅蜜寺)

大原三千院へ出かけたのは25年くらい前のことだが、もっとも感動した
‘阿弥陀三尊像'(往生極楽院)は安定感を産む出す三角形構図にならって
配置された阿弥陀如来像(中央)、観音菩薩坐像(右)・勢至菩薩坐像
(左)のことが今でも目に焼きつている。当時は重文だったが、今は国宝に
格上げされている。10年くらい前、その情報に接したときはすぐ納得し
た。

ここには室町時代に描かれた‘十王像'(十幅)もある。中国唐代末期から
五代にかけて十人の王が亡者を裁くという信仰ができ、鎌倉時代に日本
でも定着した。縦長の画面には中央に王とその臣、そして下に地獄や餓鬼
、修羅などのおそろしい世界が描かれている。よく知られた王は閻魔王。
ほかの王の場面にも目がよっていくのは怖いものみたさの気分があるから。
でも、残酷な刑の執行をみるのはつらい。

建仁寺のすぐそばにある六波羅蜜寺には忘れられない人物の肖像彫刻が
ある。それは出家した平清盛の像。この彫像が実際の清盛の顔をどれくら
いリアルにとらえているかわからないが、一見すると権力者というより
は思想家とか学者の姿をイメージした。おでこがでているので相当頭がよ
さそう。

絵画に登場する閻魔王より立体の彫刻になって座っているほうが、冥府の
裁判の長としての恐ろしさや威厳が直にでてくる。この大王の前では申し
開きも刑の軽減も聞いてもらえそうにないので、日頃からもろもろの欲望
の誘惑に負けないように心掛けなくてはならない。

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