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2020.03.06

Anytime アート・パラダイス! ゴッホのひまわり

Img_20200306221001     ‘ひまわり’(1888年8月 ロンドン・ナショナル・ギャラリー)

 

Img_0001_20200306221101     ‘ひまわり’(1889年1月 損保ジャパン美)

 

Img_0002_20200306221101     ‘ひまわり’(1889年1月 ゴッホ美)

 

Img_0003_20200306221101     ‘ひまわり’(1889年1月 フィラデルフィア美)

西洋美で3/3から開幕するはずだった‘ロンドン・ナショナル・ギャラリー展’は新型コロナウイルス感染拡大の防止のため3/16まで延期されている。まだ再延期の情報がないのでもうしばらくするとナショナル・ギャラリーが誇る名画の数々が姿をあらわす。

今回の出品作は古典絵画からゴヤあたりまでを中心に選別されているが、嬉し
いことに印象派のルノワールとゴッホも含まれている。ゴッホ(1853~
1890)はあの‘ひまわり’が展覧会の目玉として登場する!そこで、多くの
ゴッホファンが待ち望んでいるひまわりの絵をほかの美術館にあるものと一緒
に並べてみた。

ゴッホがアルルにやって来たのは1888年の2月。そして、日差しの強い夏
の8月に4点の‘ひまわり’を描きあげる。その1点がナショナル・ギャラリーにあるもの。ほかの3点のうち1点は1945年消失し、2点は個人とミュンヘンのノイエ・ピナコテークが所蔵している。この2点は背景が黄色と補色をなす青であるのに対し、ナショナル・ギャラリーのものは地も黄色。明色の上に明色が重なり、まさにゴッホの真骨頂である‘イエローパワー’が黄色のグラデーションとなって炸裂している。

この4点を描いたところでひまわりの季節は終わってしまった。秋に入り10
月23日に待ち望んだゴーギャンがアルルに到着する。ところが、ゴッホの思
惑とは違って2人はうまくやっていけない。そして、12月23日あの耳切り
事件がおきる。年が変わった1889年1月、パリに戻ったゴーギャンから
ひまわりの絵が欲しいという手紙がきたことなどから、ゴッホは1月中に3点
のひまわりを仕上げる。

ナショナル・ギャラリーの原画を模写した(レプリカ)のが損保ジャパン美と
アムステルダムのゴッホ美にあるもの。最後に描いたフィラデルフィア美蔵の
ひまわりは背景が青のノイエ・ピナコテークのレプリカ。7年前運よく現地で
お目にかかった。これをみたのだから、まだ縁のないノイエのものをなんとし
ても目のなかに入れようと思った。

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