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2020.03.16

美術館に乾杯! 京都国立博物館 その四

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    狩野元信の‘布袋図’(16世紀)

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   長谷川等伯の‘恵比寿大黒・花鳥図’(16世紀)

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  海北友松の‘飲中八仙図屏風’(重文 1602年)

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   狩野山楽の‘狩猟図’(部分 1618年)

狩野派の豪華絢爛な絵画は日本美術のど真ん中に位置づけられるため、画集
にでてくる有名な絵師たちの回顧展に遭遇するのを望んでいた。その思いが
叶ったのを順番にいうと狩野探幽、狩野永徳、狩野山楽・山雪、狩野元信。
京博が所蔵しているものでぐっとくるのは元信(1477~1559)の
‘布袋図’や‘松下渡唐天神像’、山楽(1559~1635)の大作‘狩猟図’。

元信展がサントリーで開かれたのは3年前の2017年。これはサントリー
が放った大ホームラン。狩野派のもとをつくった元信(永徳の祖父)の絵が
どどっと並んだのは圧巻だった。京博であったのは山楽・山雪展は2013
年の開催。海外からの里帰りがありこれ以上のラインナップはないという
ほど充実していた。

長谷川等伯(1539~1610)の待ち望んだ回顧展は2010年東博で
楽しんだ。そのあと京博でも行われた。このとき出品されたのが等伯が信春
と名乗っていた若い頃描いた‘恵比寿大黒・花鳥図’と‘’春耕図。ひょうきんな
人物表現画が強く記憶に残っている。あれから10年経った。このところ
東博の‘松林図’と疎遠になっているので、またじっくりみてみたい。

海北友松(かいほうゆうしょう 1533~1615)の作品が京博にアメ
リカにあるものも含めて数多く集まったのは3年前。たくさん並んだ龍の絵
だけでなく目を楽しませてくれたのが酒のみの仙人のユーモラスな姿を描い
た‘飲中八仙図屏風’。海北友松の評価がワンランクもツーランクも上がった
のはこの回顧展のおかげ。これからは同時代に活躍したビッグな絵師は永徳、
等伯だけでなく友松もあげなくてはいけなくなった。

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