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2020.03.25

美術館に乾杯! 南禅寺

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Img_20200325222601     南禅寺三門

 

Img_0003_20200325222601   徽宗の国宝‘冬景山水図’(南宋時代・12世紀 金地院)

 

Img_0002_20200325222601   長谷川等伯の‘禅宗祖師図’(重文 桃山時代・1602年 天授庵)

 

Img_0001_20200325222601   狩野探幽の‘群虎図’(重文 江戸時代・17世紀)

 

東山の山麓に展開する南禅寺でもっとも印象深いのは三門。石川五右衛門が
‘絶景かな’と唸ったというのもよくわかる。覚えているのはこの三門と方丈
の隣に流れる水道橋くらいで境内にはほかの塔頭がどう配置されていたかは
記憶がかなり薄れている。

塔頭のひとつ金地院にある風流天子、徽宗(1082~1135)が描い
たとされる国宝の‘冬景山水図’は大きな南宋絵画展や国宝展が開かれるときは
よく声がかかる中国絵画の傑作。こちらに背中をみせる高士の横からどっと
迫る大きな岩の塊や向こう側で鋭角的な形をして上にのびる岩の面に圧倒的
な存在感があり、勢いのある筆さばきが目に強い刺激となる。

天授庵方丈の障壁画に描かれた長谷川等伯(1539~1610)の‘禅宗祖
師図’は回顧展には欠かせない重要な作品。猫を左手で捕まえているのは中国
唐代の名僧。このあと猫はあわれにも切断されるのだが、この猫にはそんな
悲壮感はどこにもないからむしろこの場面をユーモラスにとらえてしまう。

狩野探幽(1602~1675)の‘群虎図’は本坊小方丈の障壁画。竹に虎と
いうお決まりの描き方でダイナミックに飛びまくる虎や水を呑む虎が描かれ
ている。探幽の虎はなかなか魅力的。

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