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2020.03.08

Anytime アート・パラダイス! ゴッホの肖像画ベスト5

Img_0003_20200308220901    ‘ルーラン夫人’(1889年1月 シカゴ美)

 

Img_0001_20200308220901    ‘郵便配達夫ルーラン’(1888年8月 ボストン美)

 

Img_0002_20200308220901    ‘医師ガシェの肖像’(1890年6月 オルセー美)

 

Img_0004_20200308220901    ‘タンギー爺さん’(1887年秋 ロダン美)

 

Img_20200308220901   ‘本のあるジヌー夫人’(1888年11月 メトロポリタン美)

ゴッホ(1853~1890)の絵がつくづくいいなと思うのは静物画、肖像画、そして風景画のどれをとっても心を揺さぶる作品があるから。ひまわり、アイリスときたので次は肖像画のお気に入りを。これまでみた作品のなかであえて順位をつけベスト5を選んでみた。

1位 ルーラン夫人
2位 郵便配達夫ルーラン
3位 医師ガシェの肖像
4位 タンギー爺さん
5位 本のあるジヌー夫人

ゴッホ好きの人とこのランキングがどのくらい共有できるだろうか。1位と2位に入ったのがゴッホがアルルでうまのあった郵便配達夫ルーランとその夫人。シカゴ美が所蔵するルーラン夫人はじつは最初に描かれた原画のレプリカ(模写)、その原画はボストン美にあり数年前開かれたボストン美展に夫と一緒に来日した。ゴッホはレプリカを4点制作しシカゴにあるのは1作目。

ゴッホには原画とレプリカのあるモチーフがいくつもあるが、原画とレプリカを較べてどっちがいいか。これは原画に軍配があがるケースもあれば逆の場合もある。5点描かれたルーラン夫人についてはシカゴにあるものがとってもいい。運よく全部みたが、美人度でいうと目がきりっとしたこれが一番。手元にあるTASCHENのゴッホの油彩画全集(2冊)でも、これだけ大きな図版を載せている。

旦那のルーランをはじめてボストン美でみたとき息を呑んでみていた。これが
一番好きだという人が多いかもしれない。制服の青がどんと目に広がる感じで
ルーランの表情がしゃんとした堂々たる肖像画。ボストン美は日本で何回も
名品展を開催しているのになかなかこの絵を貸し出してくれなかった。ようやく数年前登場したのでゴッホ狂にとっては最高の展覧会だった。

ルーラン同様、1回目のオルセー訪問で視線を釘づけにしたのが医師ガシェの
肖像画。ここでもガシェの着ている衣服と背景の青が強いインパクトをもって
おり、斜めに切られたテーブルの赤により一層引き立っている。4位はゴッホがパリにいる頃いろいろ世話になった絵具商人タンギー爺さん。これを所蔵しているのはロダン美。タンギーの背景に浮世絵がいっぱい描かれているので日本人には親しみやすく頬がつい緩む。

5位は糸杉などをもっているメトロポリタンにある‘アルルの女、本のあるジヌー夫人’。女性の肖像画は何点もあるが、ルーラン夫人の次にあげたいのがこのジヌー夫人。この女性はカフェの所有者でゴッホとゴーギャンは気乗りしない彼女をおだててポーズをとらせた。背景の黄色がすごく効果的で強く印象に残る。

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