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2020.03.10

Anytime アート・パラダイス! ミレーを敬愛したゴッホ

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   ‘真昼の休息’(1889年1月 オルセー美)

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  ‘種まく人’(1888年6月 クレラー=ミュラー美)

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   ‘種まく人’(1888年11月 ゴッホ美)

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   ‘麦を束ねる人’(1889年9月 ゴッホ美)

ゴッホ(1853~1890)はどの国でも多くのファンがいる絵画界の大ス
ターだが、日本ではその人気に拍車をかけていることが二つある。それはゴッ
ホが農民画家のミレー(1814~1875)を敬愛しミレーのモチーフを
模写していること。日本には有名な‘種まく人’(山梨県美)にあり、ミレーが
好きな人たちが多くいる。さらにゴッホが浮世絵から強く刺激を受けたことも
日本人の心をくすぐる一因になっている。

ミレーの作品をベースに描いた農民画のなかでもっとも惹かれているのは
‘真昼の休息’。はじめてオルセーでみたときすごく幸せな気持ちになった。
ミレーの静かな光景とはちがいここには働く農民たちの力強さが感じられる。
また、ゴッホ美にもミレーの連作‘畑仕事’を自分流にアレンジした‘麦を束ねる
人’などが7点ある。

日本に何度もやって来たクレラー=ミュラー美蔵の‘種まく人’はもうミレーを
離れまったくゴッホ流。背景に描かれた大きな太陽の眩しいほどの日ざしが
強く印象に残る。普段の生活で太陽をこんな姿でみることはないが、最近は
天文学に関心がむかっているので以前とはこの絵をみる目が変わってきた。
ゴッホに太陽の崇高さを教えてもらっている。

2作目の‘種まく人’は浮世絵好きにはたまらない絵。木を大胆に画面の真ん中
に置くのは従来の西洋絵画ではNGとなる構図。ところが、モネやゴッホは
このようにどーんと木を配置して横にいる種まく人や後ろの大きな太陽を引
き立てる。2018年、チューリヒのビューレ―コレクションが披露された
ときこの絵の別ヴァージョンが登場した。2点ともみれたのは幸運だった。

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