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2020.03.19

美術館に乾杯! 京都国立博物館 その七

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     ‘柿本人麻呂像’(鎌倉時代 13世紀)

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  ‘阿国歌舞伎図屏風’(重文 桃山時代 17世紀)

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 式部輝忠の‘厳樹遊猿図屏風’(重文 室町時代16世紀)

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  呉春の‘柳鷺群禽図屏風’(重文 18世紀後半)

雪舟が画聖なら和歌の世界で神様のように称えられたのが万葉の歌人、柿本
人麻呂。その歌仙絵はいろいろなヴァージョンがあるが、京博にあるのがも
っとも歌聖のイメージが湧く。肘掛けにもたれ眉をハの字にしかめる姿がな
かなかいい。さて、こんな顔をしていたのだろうか。

風俗画は西洋絵画で日本画でもみるのはとても楽しい。‘阿国歌舞伎図屏
風’は長いことお気に入りの第一列に陣取ってる。出雲の阿国が京で歌舞伎
踊りをはじめたのは慶長8年(1603)頃でたちまち一世を風靡した。
中央で太刀を肩に担ぐ男装の歌舞伎役者に扮しているのが阿国。芝居や歌舞
伎を劇場でみる習慣がないのでこうした華やかな舞台を実感できないが、
一度東銀座の歌舞伎座に足を運ぶといっぺんに嵌るかもしれない。

猿の絵というとすぐ円山派の森徹山を思い浮かべるが、室町時代に活躍し
た式部輝忠にもあっと驚く猿の群像図がある。‘厳樹遊猿図’は六曲一双の屏風
になんと35匹の猿が登場する。この猿は‘牧谿猿’と呼ばれる手長猿。猿は
騒々しいイメージのする動物だが、この手長猿たちは木の枝や岩の上でもの
静かにリラックスしている感じ。

呉春(1752~1811)ははじめは与謝蕪村に師事しのちに円山応挙に
も習った絵師。‘柳鷺群禽図屏風’は蕪村門下時代の作品。淡い色彩をベースに
墨を重ねて柳の若葉や下草を表現している。柔らかな春の情趣が心をやす
らかにしてくれる。

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