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2020.02.15

Anytime アート・パラダイス! 子ども絵(3)

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  ゴヤの‘マヌエル・オソーリオ・デ・スーニガ’(1788年 メトロポリタン美)

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  ゴヤの‘オスーナ公爵夫妻と子どもたち’(1788年 プラド美)

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  スルバランの‘聖母の幼年時代’(1660年 エルミタージュ美)

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 メッシーナの‘天使に支えられる死せるキリスト’(1476年 プラド美)

NYのメトロポリタン美は日本で言うと東博のようなところだが、再訪する
たびにこの街に住んでいたら‘Anytime アート・パラダイス!’だなと思う。
サプライズの絵画は山ほどありゴヤ(1746~1828)が描いた4歳
の坊や、マヌエル・オソーリオもその一枚。今のところ、女の子ではベラ
スケスの‘3歳の王女マルガリータ’が好きな絵の筆頭で、男の子はこのマヌ
エル坊やが断トツのベストワン。

可愛い坊やの顔ととても映える赤の衣服ばかりに目がいくが、ひもでつな
がれたカササギとそばにいる3匹の猫はちょっと不気味。ここだけみてい
るとゴヤの‘黒い絵’のイメージがちらっとよぎる。

ゴヤにはもう一枚すごく魅せられる子どもの肖像画がある。‘オス―ナ公爵
夫妻と子どもたち’はハイドンのような頭をした公爵と優しそうな母親、4
人の子どもたちが描かれている。女の子も男の子も色白で目がくりくりっ
としており子どものファッション雑誌を飾る子役モデルのよう。

スルバラン(1598~1664)とベラスケス(1599~1660)
はともにセビリア出身でほぼ同時時代を生きた。マドリードへでて宮廷画
家になったベラスケスとはちがい、スルバランはムリーリョ(1618~
1682)同様、セビリアに居続けて活躍した。プラドやテイッセン・
ボルネミッサでみた優雅に着飾った若い女性像が強く目に焼きついている。
エルミタージュにある‘聖母の幼年時代’は宗教臭くない風俗画仕立てだが、
それでも小さくても聖母の気品が伺えるように描くところがスルバラン流。

シチリア生まれのメッシーナ(1430~1479)の‘天使に支えられ
る死せるキリスト’は幼い天使が流す涙がしみじみ切ないためあまり長くは
みれない。天使はたくさん出会ったが、眉毛を八の字にして悲しむ天使は
この絵のほかにはみたことがない。

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