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2020.02.01

美術館に乾杯! 京都国立近代美術館 その二

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       福田平八郎の‘花菖蒲’(1934年)

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     徳岡神泉の‘池’(1952年)

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       速水御舟の‘草花図’(1932年)

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       小茂田青樹の‘双鳩図’(1920年)

今年は東京五輪イヤーのため、海外からの観光客を意識し美術館では浮世絵
展がいくつか行われる。例えば、森アーツセンター(4/17~6/7)と
東京都美(7/23~9/13)。日本絵画なら琳派展にも期待したいが、こち
らのほうは大きな動きはない。

展覧会に取り上げられるテーマが人気のサイクルや時代の気分の変化に左右
されるのはいたしかたないが、琳派狂いとしてはあまり間隔を開けないで光
をあて続けて欲しいと思う。また琳派がブレイクしたとき、現代ヴァージョン
の琳派出品に欠かせないのが福田平八郎(1892~1974)の‘花菖蒲’。
あの‘燕子花図屏風’を描いた尾形光琳がこの絵をみたら裸足で逃げるだろう。

徳岡神泉(1896~1972)の回顧展を長く待っているが、どこの美術
館もとりあげてくれない。画集をもってないため作品の全貌がつかめずどう
いう回顧展になるのかイメージできないが、作品の少なさがネックとなって
いる?東近美には‘仔鹿’などがあり京近美も‘池’や‘蕪’のようないい絵を所蔵し
ているのだから、2館を巡回するかたちにすれば観客動員も期待できる。
はたして、、

平八郎と神泉の花鳥画は多分に西洋の抽象画的な感覚が喚起されるのに対し、
速水御舟(1894~1934)の‘草花図’や小茂田青樹(1891~
1933)の‘双鳩図’は徹底した細密描写が売りにした作品。じっくりみると
その凄さがわかる。モチーフのもつリアリティが半端なく描写されるのは
画家の深い集中力と高い技のたまもの。

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