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2020.02.21

Anytime アート・パラダイス! 子ども絵(7)

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  サージェントの‘エドワード・D・ボイトの娘たち’(1882年 ボストン美)

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   ミレイの‘初めての説教’(1863年)

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   カサットの‘母の愛撫’(1896年 フィラデルフィア美)

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  アメリンダの‘リヒテンシュタイン侯女2歳の肖像’(1836年)

イギリスの画家で回顧展を待ち望んでいるのがコンスタブルなら、アメリカ
人は筆頭がサージェント(1856~1925)で次が女流画家のオキーフ。
サージェントに強い思い入れがあるのはボストン美で女の子の群像画をみた
から。‘エドワード・D・ボイトの娘たち’はサージェントが26歳のとき描い
たもの。真ん中に座っている子をみるとある有名な絵がだぶってくる。
そう、構図はベラスケスの‘ラス・メニーナス’を意識している。そして、注目
は左に立っている少女。その綺麗な顔立ちは将来の女優を予感させる。

ラファエロ前派の旗手ミレイ(1829~1896)は子どもの絵の名人。
国立西洋美には‘あひるの子’があり、ときどき常設展示でお目にかかる。
2008年Bunkamuraで遭遇したミレイ展で心を和ましてくれたのが‘初めて
の説教’、赤いマントを着たとても可愛い女の子はじつはミレイの5歳の娘。
この一枚と出会ったのは生涯の思い出である。

アメリカの美術館をまわっているとよくメアリー・カサット(1844~
1926)の絵にでくわす。定番のモチーフは母親と子ども。フィラデルフ
ィア美で思わず足がとまったのが‘母の愛撫’。小品なのに母子の会話が聞こえ
てくるようだった。ヨーロッパの美術館だけで印象派の作品を楽しんでいる
とこのカサットの存在感は薄い。ところが、場所をアメリカに移すとカサッ
トが聖母子を彷彿とさせる母と幼子を得意とした印象派の画家であり多くの
人々に愛されていることに気づく。

8年前国立新美で開催された‘リヒテンシュタイン侯爵家コレクション展’で
忘れられない子どもの絵に出会った。それはアメリンダという抱え画家に描
いてもらったリヒテンシュタイン侯爵の2歳の娘。言葉はいらない。いつま
でもこの愛らしい寝姿をみてられる。

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