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2020.01.23

美術館に乾杯! 細見美術館

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      ‘愛染明王像’(重文 12世紀)

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      伊藤若冲の‘雪中雄鶏図’(18世紀)

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      酒井抱一の‘桜瑠璃鳥図’(19世紀)

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    鈴木其一の‘雪中竹梅小禽図’(19世紀)

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     神坂雪佳の‘金魚玉図’(20世紀)

京近美や今年の3月新装オープンする京都市京セラ美(前の京都市美)から
歩いてもそうかからないところにある細見美へは2度訪問した。こじんまり
した美術館だが、伊藤若冲(1716~1800)や琳派の作品をたくさん
所蔵していることで知られている。いい情報があり日本橋高島屋で行われる
‘京都にある若冲’(3/8~4/6)に自慢のコレクションが披露されること
になっている。

古美術品がどのくらいあるのか詳しく知らないが、よく覚えているのが25
年前奈良博でみた‘愛染明王像’。一緒に並んでいた五大尊像や不動明王像同様、
口を大きくあけ目や眉をつりあげる怒りの表情は一度みたら忘れられない。
彫刻でも絵画でも愛染明王との対面はいつも緊張する。

今年は暖冬なので雪に縁がないかもしれないが、若冲の‘雪中雄鶏図’や
鈴木其一(1796~1858)の‘雪中竹梅小禽図’には竹や梅に雪がどっさ
り積もっている。日本絵画とつきあっているお蔭で実体験の機会がなくとも
季節感があじわえる。じっとみていると寒さで体が冷たくなってきそう。

青い鳥に目が吸いこまれる‘桜瑠璃鳥図’はもとは酒井抱一(1761~
1828)が数点制作した‘十二ヶ月花鳥図’の一図。山種美などにもあるが、
この絵は瑠璃鳥のインパクトが強くこの美術館がもっている抱一のなかでは
最も印象深い。

神坂雪佳(1796~1858)の‘金魚玉図’はお気に入りに一枚。意表突い
て正面からとらえた金魚の姿がじつにユニークで見方によればシュールな表現
にもみえる。金魚は丸いガラス容器に入っているのだが、その印象は消えて宙
に浮いている感じ。マグリットがみたら‘神坂、やるじゃない!’と唸るにちが
いない。

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