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2020.01.17

美術館に乾杯! 泉屋博古館 その二

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      伊藤若冲の‘海棠目白図’(18世紀)

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    狩野芳崖の‘寿老人’(1877~87年)

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     ‘小井戸茶碗 銘六地蔵’(朝鮮時代 16世紀)

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    野々村仁清の‘白鶴香合’(17世紀後半)

お気に入りの絵師の作品がどこの美術館におさまっているかは最低限おさ
えておきたい。だから、伊藤若冲(1716~1800)を所蔵している
京都の美術館やお寺はすぐでてくる。細見美がたくさんもっているが、ここ
には‘海棠目白図’がある。とても可愛いのが丸くまがった枝にぎゅうぎゅう
詰めにとまっている目白の姿。日本橋高島屋で開催される‘若冲展’(3/8~
4/6)は京都にある絵が披露されるが、この絵は出品される?

山口県の毛利博物館(防府市)をとりあげたとき狩野芳崖(1828~
1888)の‘福禄寿図’を紹介したが、泉屋博古館は同じ画題で描いた‘寿老
人’を所蔵している。こちらは横描きの大作でくしゃくしゃ顔の老人が梅の
根元に腰掛けている。足の先に白鶴がおり、その向こうに蝙蝠が飛んでいる。
もう一頭、縁起のいい鹿がいるが、寿老人の後ろにいるためうっかりすると
見落とす。

北村美同様、京都の個人美術館にはいい茶道具が揃っている。2013年
根津美であった‘井戸茶碗展’でお目にかかったのが‘小井戸茶碗 銘六地蔵’。
井戸茶碗を見る楽しみは高台や胴部にみられる白釉の梅花皮。枇杷色の地
に浮かび上がるこの白い玉の景色を息を殺してみていた。

旅先のお土産店でつい手にとりたくなるのが生き物の置物。でも、隣の方
がNGを出しつづけているのでコレクションにはならない。野々村仁清の
‘色絵丹頂鶴香合’を手元においていたら心が安まるのはまちがいない。腕の
いい陶工でもここまで鶴の優雅さは生み出せない。やはり仁清は別格の
存在である。

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