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2020.01.05

美術館に乾杯! 道成寺 根来寺 粉河寺

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道成寺 三重塔と安珍塚

Img_0001_20200105220801       国宝‘千手観音立像’(9世紀 大宝殿)

Img_0005_20200105220901     ‘道成寺縁起絵巻’(重文 室町時代)

Img_0003_20200105220901      根来寺多宝塔(1547年 国宝)

Img_0002_20200105220901     国宝‘粉河寺縁起’(12世紀)

和歌山にあるお寺や神社をめぐったのは名古屋に住んでいたときと広島から
横浜へもどってくる途中に寄り道したとき。2004年、徳島の鳴門の渦潮
を見たことにして(実際はここへ到着するのが遅れ、渦潮が消えかかってい
るのを眺めただけ)、フェリーに乗りこみ紀伊半島へ渡った。目指すは安珍
清姫物語で有名な道成寺、根来寺、そして粉河寺。

道成寺で興味深くみていたのはに三重塔の前の安珍塚。熊野詣に向かう旅の
僧、安珍は途中の宿で清姫から一方的に恋慕される。帰りに来るからと言い
つくろって難をのがれるが、その後約束を守らなかったので清姫から大変な
目にあう。当時は警察が接見禁止命令をだすようなことはなかったので、
清姫は怒り狂って安珍を追っかける。安珍は道成寺へ逃げ込み鐘のなかに隠れ
るが、大蛇に変身した清姫は鐘に巻き付き炎で焼き殺す。哀れ安珍。好きで
もない女に激しく言い寄られてあげくのはてには焼き殺されてしまう。
言い伝えによると安珍塚に埋葬された。

この安珍にとっては迷惑な恋の物語を話し上手なお坊さんが絵説き説法をし
てくれる。もともとお坊さんは話好きだから、こういう説法は名調子。とき
に笑いをとるタイミングはこなれたもの。寄席へでかけ人気の落語家の話を
無料で楽しんでいるのと変わりない。ここでのもうひとつのサプライズが
国宝に指定されている‘千手観音立像’。体からつきでた44本の腕をついつい
じっくりみてしまう。

根来寺で忘れられないのが堂々とした多宝塔。高さは40mあり円筒形の白
の塔身に四角形の屋根が架けられている。こんな形の塔は密教のチベット仏教
のドキュメントなどがTVで放映されるときでくわす。時間がなく中には入ら
なかったが、立派な外観をみただけで大満足。

根来寺から東に10キロほどのところにある粉河寺の自慢のお宝は‘粉河寺
縁起絵巻’。これは絵巻展では定番のもの。画像は河内(大阪府)に住む長者
が娘の病を治してもらった童行者の里へお礼に出かけ、山中の庵に千手観音
が立っているのをみて驚いている場面。じつは童行者が観音の化身であるこ
とに気づいたのである。

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