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2020.01.16

美術館に乾杯! 泉屋博古館 その一

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       泉屋博古館

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      閻次平の国宝‘秋野牧牛図’(南宋時代 13世紀)

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       沈南蘋の‘雪中遊兎図’(1737年)

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      ‘佐竹本三十六歌仙絵 源信明’(重文 13世紀)

住友コレクションを公開している泉屋博古館を訪れたのは2009年。場所
は平安神宮から東に向かって進んだところにある。館内のレイアウトがどん
なだったかもう思い出せない。この年の1年前、名古屋の徳川美で東山御物
にスポットをあてた特別展が開かれ中国絵画の傑作がどっと集まった。
ところが、うかつなことに情報が入ってくるのが遅れ泉屋博古館から出品さ
れた国宝の‘秋野牧牛図’が展示替えでみれなかった。

国宝の追っかけにエネレルギーを注いでいるのでこれを見逃したのは痛い。
その残念な思いをひきずっていたら、運よく春季展にでてくるという。思っ
てもみなかった早いリカバリーの機会。気がはやり京都旅行をすぐ決定した。
描かれたのは中国南宋時代、休んでいる親牛と子牛の姿に心が和む。その後
ろに目をやると牧童がおり、一人が前の男の子の髪をかいている。このふた
つのペアリングが強く印象の残る。

日本に3年滞在した中国人画家、沈南蘋は写実的な画風で日本の絵師たちに
大きな影響を与えた。8代将軍徳川吉宗も愛好しており、大名家にも好まれ
た。‘雪中遊兎図’は濃密なイメージの作品で多産を象徴する縁起のいい兎が
細密に描かれている。

住友家が手に入れた‘佐竹本三十六歌仙絵’は‘源信明’。ほかの歌仙絵の多くが
流転を繰り返し所有者が変わったのに対し、これは住友がずっともちつづけ
今日に至っている。だから、住友コレクションのお宝中のお宝。昨年、京博
でお目にかかれたのは良いめぐりあわせだった。

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