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2020.01.20

美術館に乾杯! 京都府立堂本印象美術館

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Img_0002_20200120221301      ‘冬朝’(1932年)

Img_0004_20200120221301      ‘木華開耶媛’(部分 1929年)

 

Img_0001_20200120221301     ‘交響’(1961年)

Img_0003_20200120221401     ‘意識’(1956年)

画家を認識するときこの人は日本画家か西洋画を専門に絵が描いている人か
はいちおう区別する。ところが、どっちも高いレベルの作品を生み出した
画家がいる。京都市出身の堂本印象(1891~1975)と加山又造
(1927~2004)。印象はぶったまげるほどすごい抽象画を創作し、
又造はブリューゲルやイタリア未来派を彷彿とさせる作品を描き画壇を驚か
せた。

立命館大のすぐ近くにある京都府立堂本印象美術館へは2度訪問した。堂本
印象という画家のことを知らないでここへ来たら、前衛的な模様が施された
建物の外観をみて現代アートの作家の本拠地に紛れ込んだと思うにちがいな
い。確かに半分は当たっている。抽象美全開の‘交響’や‘意識’などをみせられ
たら、誰だってカンディンスキー(1866~1944)とかモンドリアン
(1872~1944)の抽象絵画を思い浮かべる。

印象が並みはずれた才能の持ち主だということは前半の画家人生で描いた
伝統的な日本画の画題でも明らか。二曲一双の花鳥画‘冬朝’では冬の寒い朝、
川の流れのなかにひとかたまりになっている白鷺の群像表現が目を釘づけに
させる。また、隣に飾ってある兎の絵にも魅了される。印象のやさしい心根
がそのままでている。

‘木華開耶媛’は人気の高い作品で縦1.7m、横2.4mの大きな絵。描か
れているのは日本神話に登場する女神、木華開耶媛(このはなさくやひめ)。
うっとりしながらみていると古典西洋画の有名な作品が重なる。そう、ボッ
ティチェリの‘ヴィーナスの誕生’と‘春’。これは参った!

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