« 銀座松屋の‘利休のかたち’! | トップページ | 美術館に乾杯! 北村美術館 その一 »

2020.01.12

美術館に乾杯! 四天王寺

Img_0003_20200112222001

Img_0002_20200112222001
    大阪 四天王寺境内

Img_20200112222001
    国宝‘扇面法華経冊子 法華経巻一’(12世紀後半)

Img_0005_20200112222001
      ‘法華経巻六’

Img_0001_20200112222001
    国宝‘懸守 松喰鶴’(12世紀)

Img_0004_20200112222001
    国宝‘金銅威奈大村骨蔵器’(707年)

聖徳太子によって建立された大阪の四天王寺へ行ったのがいつごろだっか
思い出せない。でも、ここでみたすばらしい装飾経‘扇面法華経冊子’のこ
とはエポック的な鑑賞体験として深く心に刻まれている。大きな日本美術
の展覧会があるとき、これは欠かせないピースのひとつ。

もっとも気持ちよくさせてくれるのが‘法華経巻一 料紙を手にする公卿
と童女’。文机の前の公卿と可愛い女の子が扇子いっぱいにどんと描かれて
いる。金や銀の箔の小片が蒔かれた華やかな装飾にも驚かされ、肝心の
法華経の経文がビジーに感じなくなる。これが装飾経のマジック。
‘巻六 屋内の女房と干し物をする女’にも目は寄っていく。平安時代の後半
における庶民の日常生活のひとこまが生き生きと表現されている。貴重な
風俗画であり書物ではイメージできないことがしっかり記録されている。

‘懸守(かけまもり)’はお守りのはじまりみたいなもの。7種類ある。大き
さは幅6~8㎝の小物アイテム。桜の花とか枕、小さな箱のような形のも
のがある。魅了されるのは松喰鶴、七宝花菱などの凝ったデザイン。女性
はこういうのをみたら全部揃えたくなるにちがいない。

8世紀のはじめにつくられた‘金銅威奈大村骨蔵器’は天明年間(1781
~89年)に大和国(奈良県)で開墾中に発見された。丸い骨蔵は心が落
ち着く。頑丈な金銅合子に遺骨がおさまれば安心する。

|

« 銀座松屋の‘利休のかたち’! | トップページ | 美術館に乾杯! 北村美術館 その一 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 銀座松屋の‘利休のかたち’! | トップページ | 美術館に乾杯! 北村美術館 その一 »