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2019.12.18

美術館に乾杯! 東大寺 その一

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    東大寺大仏殿(1709年 国宝)

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     国宝‘廬舎那仏坐像’(752年)

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     運慶・快慶の国宝‘金剛力士立像 阿形像’(1203年)

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       国宝‘吽形像’(1203年)

2年前の春、奈良博で行われた快慶展をみるため奈良へ行ったとき久しぶり
に東大寺まで足をのばした。そして大仏をみるつもりだったが、入口の南
大門にある金剛力士像をみてその先に進むのは止めにした。理由は外人観光
客が大勢いて予想を上回る混雑だったから。この状況で大仏殿に突入すると
予定の時間の2倍かかることが容易に推測でき京都へ戻るのが遅れるしまう。
そのため、宝物館だけですますことにした。

巨大な大仏をみたのは2度だったか、修学旅行のときだけだったかどうもはっ
きりしない。回数が少ないのに廬舎那仏が目に焼きついているのはとにかく
この仏像が圧倒的に大きいから。高さは15mくらいある。しかも鋳造仏
だからどっしりとしている。この重厚感は半端ではない。これまで日本に
存在するものでその高さや大きさで感動したのは3つ。富士山、阿蘇山と
東大寺の大仏。富士山はちがうが阿蘇と大仏は修学旅行での体験。もう一回
くらいは大仏の大きさを実感してみたい。

東大寺の正面に建つのが南大門(国宝)。この左右に怖い形相でどーんと
向かい合っているのが金剛力士像の‘阿形像’(むかって左)と‘吽形像’(右)。
迫力では口をつむんでいる吽形像(うんぎょう)より口をあけて歯をみせ
大きな目をかっと見開いている阿形像(あぎょう)のほうに軍配があがる。
そして、筋肉の盛り上がりはともに今筋トレしている人が裸足で逃げるほど
の強靭さ。こういう過剰とも思える筋肉描写を生身の人物から生み出したと
いうのが驚き。

ミケランジェロが筋肉隆々の‘ダヴィデ’をつくったのが16世紀の初め。
運慶や快慶たちがプロジェクトをつくって木造の阿形・吽形像を完成させた
のが1203年。ミケランジェロより300年も前に日本では高さが8mも
ある巨大な人物彫刻が誕生していた。源氏物語絵巻同様、世界に誇れる傑作
彫刻である。

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