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2019.12.03

美術館に乾杯! 奈良国立博物館 その一

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       奈良国立博物館本館

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       国宝‘十一面観音像’(平安時代 12世紀)

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      国宝‘薬師如来坐像’(平安時代 9世紀前半)

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    国宝‘地獄草紙 鉄磑所’(平安時代 12世紀)

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    国宝‘辟邪絵 天刑星’(平安時代 12世紀)

奈良にでかけるときは京都とセットのことが多い。まず京都でひとつか二つ
美術館をみてそのあと近鉄特急に乗りこむ。奈良駅には1時間ちょっとで着く
ので非常に樂。奈良国立博物館はここからは15分も歩くとみえてくる。
立派な建物の本館とその後ろに新館がある。お目当ての企画展は新館の2階
で行われる。そして、時間に余裕があるときは地下道を通って本館に移動し
平常展示されている仏像などを楽しむ。

東博で仏画というとすぐ白象に乗った‘普賢菩薩像’を思い浮かべるように、
‘十一面観音像’は奈良博のお宝を象徴するような作品。この観音さまは体を
少し斜めにしているが、これは頭にのっけてる十一面がぐるっとまわり立体
感をだしているのでこれをさらに印象づけるために演出したのであろう。
200%感動する仏画である。

9世紀前半につくられた‘薬師如来坐像’は国宝展が開催されるときの定番の
仏像。とても重厚感のある薬師如来像でふっくらしたお顔をじっとみてしま
う。意志の強そうな鼻と厚い唇、そして粒粒の突起物になっている螺髪が強
く目に焼きつけられる。まさにこれぞ仏像!という感じ。

美術本で強烈なインパクトを放つ絵に出会うと、本物をいつか見なくては思
う。そんな気にさせる作品がここには2つある‘地獄草紙’と‘辟邪絵’。
地獄草紙と餓鬼草紙は東博にも京博にもあるが、奈良博にあるこの2点がもっ
ともおもしろくゾクゾクさせる。地獄草紙の場面で目が点になるのが‘人間
ミンチ’、罪人が摺臼(すりうす)に頭から放り込まれ下からでてくるミンチ
肉にされている。これは究極の責苦、悪行を重ねたとはいえミンチにされて
はたまらない。

五幅ある‘辟邪絵’のなかでとてつもないパワーと怖さを感じるのが悪い鬼を
懲らしめる天刑星。忿怒の形相をしてでトウモロコシを食べるよう鬼を酢に
つけて食いちぎっている。よくみると手は4本、これなら効率よく悪さをす
る鬼をやっつけられる。長くみていると夢に出てきそうなのでそこそこで絵
から離れることにしている。

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