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2019.12.26

美術館に乾杯! 唐招提寺

Img_0002_20191226222501     唐招提寺 金堂(8世紀後半 国宝)

 

Img_0001_20191226222601       国宝‘千手観音立像’(8世紀末 金堂)

 

Img_20191226222601     国宝‘鑑真和上坐像’(763年 御影堂)

 

Img_0003_20191226222601       国宝‘舎利容器 金亀舎利塔’(平安時代)

 

Img_0004_20191226230601      東山魁夷の‘御影堂障壁画 濤声’(1981年)

 

薬師寺とすぐ近くにある唐招提寺はセットでみる観光スポット。唐招提寺で
もっとも印象深いのは金堂にある3体の巨像、真ん中が‘廬舎那仏坐像’、
その右が‘千手観音立像’で左にいるのが‘薬師如来立像’(いずれも国宝)。
そのなかで目を楽しませてくれるのが高さが5.3mもある千手観音。これ
まで出会った千手観音のなかでこれがナンバーワン。

鳥の羽根のように背中からたくさんの手が放射状にのびそれらがぐるぐるま
わってるような感じ。古い映画で恐縮だが市川雷蔵が演じた眠狂四郎の得意
とする剣法が刀をぐるりと円を描くようにまわす‘円月殺法’。この千手をみ
るたびにそのシーンを思い出す。

御影堂に飾られている‘鑑真和上坐像’は別格扱いの肖像彫刻。瞑想する鑑真
と今まさに会っているような気持にさせる写実表現に心が揺すぶられる。
‘源氏物語絵巻’ができた12世紀前半の絵画では人物は引目鉤鼻(ひきめか
ぎばな)で描かれ写実性に乏しかったのに8世紀のなかごろにつくられた
鑑真の彫刻ではこのリアルさ。だから、歴史上の人物をイメージするには
彫刻をよくみるのが手っ取り早い。

御影堂のもうひとつの目玉が東山魁夷(1908~1999)が鑑真に捧
げるために描いた‘障壁画’。お気に入り波の描写に魅了される‘濤声’。風景
画のなかで波の表現は大変難しいが名手は横山大観、東山魁夷、加山又造。

‘舎利容器 金亀舎利塔’にお目にかかったのはここではなくて1995年
奈良博で行われた‘日本仏教美術名宝展’。亀の甲羅に舎利塔をのせる造形が
とてもおもしろく目が点になったことを今でもよく覚えている。

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