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2019.11.02

美術館に乾杯! 夢二郷土美術館

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      岡山文化ゾーンにある夢二郷土美術館

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        ‘秋のいこい’(1920年)

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        ‘想い’(1926~28年)

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        ‘遠山に寄す’(1931年)

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        ‘立田姫’(1931年)

展覧会をみたあと図録を購入するのはいつものルーティン。本棚やら押し入
れやらに図録はどんどん侵入してわが家は美術書のミニ図書館をかかえる
ことになった。その図録の数の多い画家は美術館にとっては企画展のキラー
コンテンツの証。岡山県出身の竹久夢二(1884~1934)の回顧展も
何度も繰り返して行われる。

夢二の主要作品をごそっと所蔵している夢二郷土美は後楽園を中心とする
岡山文化ゾーンにある。広島にいたときここと邑久町の夢二の生家をクルマ
でまわった。竹久夢二の絵をたくさんみたのは2003年、尾道市美で生誕
120年を記念して開催された回顧展。これが夢二とのつきあいのはじまり
だった。

‘秋のいこい’の女性のどことなく寂しげな表情はドガやシーレの絵を連想さ
せる。こういう西洋画とも通じる深い内面描写は夢二のほかには思いつかな
い。それは‘想い’にもみられる。テーブルに肘をつきその組んだ手をあごの
ところにおく女性。一見すると少女漫画にでてくるような可愛い顔立ちだが、
その思いつめたような表情はドガの描いたカフェの女と似ている。

恋人の彦乃と一緒にいるところを描いた‘遠山に寄す’はとてもいい感じ。
彼方にそびえるのは榛名山。彦乃の着物と榛名山に同じコバルトブルーを使
い色彩を響き合わせているのは粋な演出。同じ年に描かれた‘立田姫’にも魅了
される。長い首をし体をS字形に曲げた立田姫は究極の夢二式美人かもしれ
ない。背景の富士山と立田姫の赤の着物が目に焼きついている。

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