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2019.11.18

美術館に乾杯! 白鶴美術館

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        白鶴美術館

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       狩野元信の‘四季花鳥図屏風’(重文 室町時代 16世紀)

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       狩野松栄の‘四季花鳥図屏風’(室町時代 16世紀)

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         円山応挙の‘楚蓮香図’(1794年)

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         曽我蕭白の‘牡丹鷹図’(18世紀)

神戸の東灘区にある白鶴美をどういう風にでかけたか記憶がまったく残って
ない。ここでは名前のとおり白鶴酒造の美術コレクションが春と秋に公開
されている。建物の外観はどこかの格式ある日本旅館を思わせ、庭の燈籠
が目に焼きついている。

この美術館にはみると思わず唸ってしまいそうになるすばらしい屏風がある。
狩野元信(1476~1559)が描いた金地の‘四季花鳥図’。画像は六曲
一双の左隻で水が激しく落ちる滝を背景にして見栄えのする枝ぶりの松と胸
の赤が印象深い鳥が見事に描かれている。もうひとつある同じ名前の屏風は
元信の息子の狩野松栄(1519~1592)が手がけたもの。これは右隻
で桜、桐そして主役の鳳凰の番が描かれている。鳥の姿がなかなかいい。

江戸絵画のど真ん中にいる円山応挙(1733~1795)の‘楚蓮香図’と
曽我蕭白(1730~1781)の‘牡丹鷹図’も自慢の作品。楚蓮香は楊貴
妃とともに中国美人の代表。あまりに美しくいい香りがするので楚蓮香が通
りを歩くと蝶が舞い寄ってくる。腰をS字のように曲げて蝶と遊ぶ姿は映画
のワンシーンをみているよう。

2005年京博で大曽我蕭白展があったとき出品されたのが‘牡丹鷹図’。
この牡丹の花の鮮やかなピンク、薄紫に度肝を抜かされた。蕭白は生まれも
ってのカラリストかいなと。蕭白を水墨画だけの絵師とみているとその大き
な画才を見逃す。いい絵は美術館は出したがらないが、このあとは一度も
出会ってない。またお目にかかりたい。

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