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2019.11.15

初物 ‘竹工芸名品展’!

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    初代田辺竹雲斎の‘柳里恭式釣置花籃’(1900~1920年)

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    四代田辺竹雲斎の‘舟形花籃出帆’(2015年)

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    門田篁玉の‘維新’(1981年)

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    飯塚小玕斎の‘白錆花籃雲龍’(1990年)

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    本間秀昭の‘流紋’(2014年)

日本の竹工芸は欧米ではバンブーアートと呼ばれ人気があるらしい。2年前
メトロポリタンでアビーコレクション展が開催され47万人が押しかけたと
いう。嬉しいことにそこで披露された作品がごそっと里帰りし、東近美工芸
館で9月から展示されている(12/8まで)。

日常生活のなかにかごや竹べらなど竹製品はあふれている。だから、鑑賞
用あるいアートとしてつくられた竹工芸にもすっと入っていける。ところが
日本伝統工芸展のような展覧会にでかけることがないので作品を見る機会が
ほとんどない。そのため竹工芸はまったくの初心者。でも、日本の竹工芸界
にすごい才能をもった作家がいることはTVの美術番組をみて知っている。

その人物は四代田辺竹雲斎(1973~)、4年くらい前まだ田辺小竹と名
のっていたころ竹をつかった巨大なインスタレーションを創作していた。
アビーコレクションにも‘舟形花籃出帆’があった。本物をみるのははじめて
なのでしっかりみた。やはりその才能は‘ものが違う’という感じ。初代田辺
竹雲斎の‘柳里恭式釣置花籃’は前衛的な作品。まるで竹工芸のアールヌーヴォ
ー。ガレがみたら唸ったにちがいない。

門田篁玉(1916~)の‘維新’はアートの爆発をイメージさせる。細い竹を
たくさん集めてきて毛糸の塊みたいに表現するところがおもしろい。また、
頭の毛がかぼちゃのようにふさふさしている犬を思い出した。

竹の質感がすごく感じられるのが飯塚小玗斎(1919~2004)の‘白錆
花籃雲龍’。以前出光美で同じような作品に大変魅了されたことがあるが、
それは父親のつくったものだった。こういう竹はおもわず触ってみたくなる。

本間秀昭(1959~)の‘流紋’は前衛的なフォルムが備前焼の陶芸家で‘聖衣’
などの作品で一世を風靡した金重晃介(1943~)の作品とシンクロした。
これは刺激的すぎる。竹工芸家にも鬼才がいた。

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