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2019.11.09

美術館に乾杯! 大乗寺

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     兵庫県香住町にある大乗寺

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     円山応挙の‘松に孔雀図’(重文 1795年)

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     円山応挙の‘郭子儀図’(重文 1787年)

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     円山応挙の‘柳下狗子図’(1789年)

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     長澤芦雪の‘群猿図’(重文 1795年)

外国人観光客に人気の観光コースがあるという。まず神戸で神戸肉を食べ、
その後姫路城に移動。この日本一美しい城を楽しんだあとは北に進路をと
り中国山地を超えて山陰の名湯城崎温泉をめざす。日本には外国人でもお
おいにうける観光資源がたくさんあるので企画次第では多くの観光客をと
りこめる。

城崎温泉から西に20キロくらい行ったところにあるのが香住町の大乗寺。
応挙寺とも呼ばれている。名古屋で仕事をしていたころ天橋立、城崎温泉、
香住海岸、大乗寺をクルマでまわった。当時日本美術にも興味がだんだん
深まっていたので、円山応挙(1733~1781)の絵がいっぱいみれ
る大乗寺は大変気になる絵画スポットだった。

今年は大乗寺の絵が東芸大美で久しぶりに公開された。足を運ばれた方も
多いのではなかろうか。最もぐっとくるのは客殿‘孔雀の間’に描かれた‘松
に孔雀図’。金箔の背景に豪華な尾羽をつけた孔雀が浮き上がっている。
そして、見栄えのする松の横にのびる枝ぶりにも目が釘づけになる。

中国唐代の武将、郭子儀老人と芭蕉の大きな葉っぱで遊ぶ子どもたちを
描いた八面の襖絵も強く記憶に残っている。老人の着ている衣服の白の
輝きと鮮やかな葉っぱの緑が目に焼きつく。また、襖絵ではないが‘柳下
狗子図’がとてもいい。犬の名手は宗達、応挙、そして芦雪。応挙の描くま
るっこくてあどけない表情をした仔犬にでくわすと心が洗われる。

大乗寺の襖絵制作には応挙の弟子たちも係わっている。長澤芦雪
(1754~1799)が描いたのが猿たちの群像図。いろんなしぐさや
表情をする猿が描かれており、見飽きない。この頃はまだ芦雪のことを知
らなかったが、後に芦雪の才能がわかってくるとこの猿の絵はいい思い出
になった。

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