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2019.11.06

美術館に乾杯! 松江 田部美術館

Img_0001_20191106223601    永原雲永の‘布志名色絵宝尽し唐草文銚子’(19世紀)

 

Img_0003_20191106223601     池大雅の‘杯渡尊者図’(18世紀)

 

Img_0002_20191106223601     池大雅の‘僊山楼閣図’(18世紀)

 

松江観光のひとつが松江城のお濠を小さな船で回る遊覧。今は外国人観光客
が増えたので昔よりもっと賑わっているにちがいない。この松江城の近くに
あったように記憶している田部美術館(1979年開館)。ここには誰もが
知っている田部家の23代にわたる調度品のうち茶の湯に関連する陶磁器や
書画が飾られている。

収蔵品の中心は江戸時代の大名茶人として有名な松平不昧(1751~
1818)愛蔵の茶道具。山陰の窯でやかれたものが陶磁器展にでてくるこ
とは稀なのでここで京焼を彷彿とさせる楽山焼や布志名焼を数多くみれた
のは貴重な体験だった。

そのなかで思わず足がとまったのが維新後も制作を続け名工として活躍した永原雲永(1831~1891)の‘布志名色絵宝尽し唐草文銚子’。品がよく雅の風情を感じさせる絵付けはみてて気持ちがいい。

ここには茶陶だけでなく池大雅(1723~1776)のいい絵画がある。
愛嬌のある顔が印象的な尊者を真正面からとらえた‘杯渡尊者図’と金泥で刷か
れた霞が漂う深山幽谷が横に広がる‘僊山楼閣図’。中国の山水画を金の霞で
再構成するところが大雅の独創力。2点とも昨年京博で開催された大回顧展
に出品された。

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