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2019.10.04

美術館に乾杯! 足立美術館 その二

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    竹内栖鳳の‘爐邊’(1935年)

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   菱田春草の‘紫陽花’(1902年)

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    上村松園の‘牡丹雪’(1944年)

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    鏑木清方の‘紅’(1928年)

足立美術館にある日本画コレクションがすごいなと思うのは人気の高い画家
の回顧展が開催されたとき、ここの所蔵品がよく出品されているから。大観
だけではなく日本画のオールスターが次から次と現れるのだからおそれいる。
竹内栖鳳(1864~1942)の場合、はじめて遭遇した大回顧展
(2013年 東近美)で‘爐邊’と再会した。そばにあるストーブに気持ちよ
くあたたまっている仔犬がじつに可愛い。動物が好きな栖鳳だからこそこん
ないい絵が描けるのだろう。

竹内栖鳳展の翌年同じく東近美で行われたのが菱田春草展。これ以上の作品
は望めないくらい主要な作品はほとんどでてきた。菱田春草(1874~
1911)の絵は4点が重文に指定されており(大観は2点)、それが全部
集結したのだから天にも昇るような気持ち。さらに嬉しかったのがずっと
鑑賞の機会を待っていた足立の‘紫陽花’が登場したこと。紫陽花のまわりを
蝶々が舞う光景が心に沁みた。

日本画家のなかで展覧会が度々開かれるのは横山大観、上村松園、東山魁夷。
そのため3人の図録の数が断トツに多い。2010年に開催された上村松園
(1875~1949)の回顧展も栖鳳、春草同様、決定版クラスだった。
‘牡丹雪’は魅了され続けている一枚。いつも感心するのだが、松園の美人画に
は出来が悪いなというのがない。どれも完成度が高くうっとりさせられる。

美人画というと西の上村松園に対する東の鏑木清方(1878~1972)。
11月に待望の‘築地明石町’がみれるので今から浮き浮きしている。‘紅’はこれ
まで4回くらいみた清方展でお目にかかった。松園の描く女性はラファエロ
の聖母のようなイメージだが、清方の美人画は近くでみるとそのしっとりし
た美しさに緊張してしまいそう。

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