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2019.10.20

美術館に乾杯! 足立美術館 その八

Img_0002_20191020221901     河井寛次郎の‘海鼠瓜壷’(1931年)

 

Img_20191020221901     河井寛次郎の‘草花図扁壷’(1939年)

 

Img_0001_20191020221901     河井寛次郎の‘三色扁壷’(1963年)

 

Img_0003_20191020221901     

北大路魯山人の‘椿鉢’(1940年)

 

足立美術館のお楽しみは3つある。横山大観を中心とする近代日本画の名品、
大きな感動が得られるすばらしい庭園、そして河井寛次郎(1890~
1966)と北大路魯山人(1883~1959)のやきもの。1970年
に美術館はオープンし、その後1988年に陶芸館ができ寛次郎と魯山人の
作品が常設展示されている。

河井寛次郎は安来の出身なのでここの展示室は故郷にある記念館みたいな
もの。立派な図録がつくられており、90点くらい載っている。これらをロ
ーテーションしながら展示している。倉敷の大原美でも寛次郎に出会えるが
数はこれほど多くない。足立と大原は民藝派のやきものにふれるきっかけと
なった縁深い美術館。この鑑賞体験によって民藝派にのめりこむことになっ
た。

お気に入りは鮮やかな青が目に飛び込んでくる‘海鼠(なまこ)瓜壷’、安定感
のある角々した形に強く惹かれる‘草花図扁壷’。最も衝撃をうけたのは深い赤
、緑、黒の色がポロックのアクションペインティングのように抽象的な模様
や流れをつくっている‘三色扁壷’。亡くなる3年前の73歳の頃にこんな前衛的
なやきものに挑戦するのだから恐れいる。

魯山人は大きな‘椿鉢’が印象深い。ほかにも金襴手の壷、蟹を描いた織部向付、志野の花入れなどが目を楽しませてくれる。北大路魯山人のやきものとのつきあいはこの美術館からはじまった。

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