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2019.09.09

美術館に乾杯! 鹿児島 長島美術館 その一

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     長島美術館の外観

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    シャガールの‘緑のバイオリン弾き’(1923年)

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    キスリングの‘若い男の肖像’(1939年)

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    ポロックの‘コンポジション’(1938~41年)

広島に住んでいたとき5日くらいかけて九州をぐるっと回ったことがある。
長崎でちゃんぽんと松翁軒のカステラを美味しくいただき、そのあと雲仙
の地獄めぐり。長崎県からはまた九州自動車道に戻り次の目的地、鹿児島
市をめざし一気にクルマを走らせた。長島美はJRの西鹿児島駅の近くにあ
るのだが、どういいう風に走ってここにたどり着いたかはもう記憶にない。

ここにサプライズの絵があった。シャガール(1887~1985)の
‘緑のヴァイオリン弾き’。この絵はどこかでみたことがある、すぐNYの
グッゲンハイムが所蔵しているものだとわかった。2点は構図も色使いも
ほとんど同じ。シャガールは2点描いていた。こんないい絵が九州アイラン
ドの南の端に建つ美術館に飾られているのである。バイオリン弾きの顔と
右手は大胆にも緑色。この発想はフォーヴィスムのマティスが女性の顔に
太い緑の線を入れるのと同じ。この濃い緑と衣服の紫とのコントラストは
一度みたら忘れられない。

気になる画家は一枚でも多くしたい。となると回顧展は理想的には2回
体験したい。キスリング(1891~1953)は幸運なことに今年東京
都庭園美でそれが実現した。驚いたのは日本にキスリングの肖像画、静物
画は予想以上にあること。回顧展には2回とも出品されなかったが、長島
美も‘若い男の肖像’をもっている。キスリングの肖像画は顔がフランス人形
のように目鼻立ちがくっきりしているのが特徴。若い男の雰囲気が存分に
出ているのがすごくいい。

ポロック(1912~1956)の‘コンポジション’を館内でみたという
実感がまったくない。このころポロックは縁の遠い作家だったので‘見れど
見ず’の状態だったのかもしれない。実際にお目にかかったのは東近美であ
った回顧展(2012年)。モチーフの形が角々とし槍の刃先が並んでい
るように映るのは全体の印象がピカソの画風を連想させるから。

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