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2019.09.03

美術館に乾杯! ウッドワン美術館 その七

Img_20190903220901     ゴッホの‘農婦’(1885年)

 

Img_0001_20190903220901     藤田嗣治の‘イヴ’(1959年)

 

Img_0002_20190903220901     前田寛治の‘少年の像’(1928年)

 

Img_0004_20190903220901     林武の‘赤富士’(1967年)

 

Img_0003_20190903221001     香月泰男の‘桐花’(1970年)

 

ゴッホ(1853~1890)の‘農婦’は2003年話題になった絵。当初
1万円の予想額でしかなかったのに競売直前にゴッホの真作とわかりウッド
ワンは6600万円で落札した。日本にはゴッホは片手くらいしかないが、
その一枚がここで飾られることになった。いい作品を手に入れるコレクター
にはセレンディピティ(思わぬ幸運に偶然出会う能力)があるらしい。

藤田嗣治(1886~1968)の‘イヴ’に会ったときウッドワンがこんな
いい藤田をもっていたのか、と感心した。さらに、ここにはもっと大きな
サプライズがある。それは1933年11月2度目の帰国を果たした藤田が
銀座のブラジルコーヒー、ブラジル大使館に依頼されて描いた大壁画‘大地’。
描かれているのはコーヒー農園で働く人たち。オリジナル(縦3.6m、
横18m)そのものではなく現存するのはその右半分のみ。これをウッド
ワンが所有しているのである。

この壁画をみたのは美術館ではなく福岡であった展覧会。度肝をぬかれた
が、そのころは図録に藤田の絵を載せることがNGだったので今でも色付き
の画像が手元にない。それからしばらくたって回顧展がよく開かれるよう
になったが、なにしろこれは特大サイズの絵なので一度も出品されてない。
再会を願っている。

鳥取県の倉吉出身の前田寛治(1896~1930)の絵をみたのは数少
ない。しっかり記憶されているのは‘少年の像’と彫刻がそのまま絵になった
ようなふっくらした女性画。広島にいたとき山陰へ出張でよくでかけてい
たが、倉吉の街はいいイメージがあるので前田にも親しみを覚えている。

富士山の絵で腕くらべをしたら、誰の人気が高いだろうか。横山大観、
横山操、梅原龍三郎、林武、片岡球子、福王寺法林、、、林武(1896
~1975)の‘赤富士’はインパクトの強い富士。色彩の力が富士山の壮麗
さを強く印象づけている。

地方にある美術館は当然のことだが地元の画家を多く集める。香月泰男
(1911~1974)は山口県の出身だがお隣さんで有名な画家だから
収集に力が入ってもおかしくない。数点あり、抽象と具象が入り混じった
‘桐花’が目を惹く。

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