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2019.09.27

美術館に乾杯! 吉川資料館

Img_0005_20190927222101     吉川資料館

 

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Img_0002_20190927222101     国宝‘太刀 狐ヶ崎’(鎌倉時代初期)

 

Img_0001_20190927222201     雪舟の‘湖亭春望図’(室町時代)

 

Img_20190927222201    雲谷等顔の‘鹿図屏風’(桃山時代)

 

Img_0003_20190927222201    狩野秀頼の‘馬上鍾馗図’(安土桃山時代)

 

周防国岩国藩の藩主だった吉川家に伝来した美術工芸品や歴史資料を収蔵す
る吉川資料館は奇橋のひとつとして有名な山口県岩国市の錦帯橋の近くに
ある。広島からは近いので厳島神社と錦帯橋は旅行会社の観光ツアーでは
セットでなっていることが多い。錦帯橋は思い出に残る橋だからシーズンに
は大勢の人がやって来る。だが、自由時間を使って吉川資料館まで足を運ぶ
人は美術館巡りを趣味にしている人以外はあまりいないかもしれない。

ここのお目当ては国宝の‘太刀 狐ヶ崎’。どこの藩主も名刀や茶陶などのい
いやきものの蒐集に熱心。そういう価値のある美術品を所蔵していると
その藩は一目置かれるからである。この太刀は鎌倉時代初期に備中でつくら
れたもの。惹きつけられる刃文を目をこらしてみた。

山口市に雲谷庵というアトリエをもっていた雪舟(1420~1506)の
水墨画がここにもある。‘湖亭春望図’は2002年、京博で開催された大雪舟
展に出品されたが、横にはシカゴ美から里帰りした同名で構図がほとんど同
じものが並んでいた。そして、8年後に資料館で再会した。

雲谷等顔(うんこくとうがん 1574~1618)は雪舟の画風を継承し
た雲谷派の祖。毛利博物館に雪舟の山水長巻の模写がありこれも国宝指定に
なっている。一緒にみれるので模写でも国宝か!と驚いた。画家の名前は
雲谷等顔? でも、今では等顔の次男、等益(1591~1644)の模写
によるものという説が有力になっている。等顔が一度インプットされている
ので‘鹿図屏風’にもすぐ反応した。

狩野秀頼の戯画チックな‘馬上鍾馗図’に思わず足がとまった。狩野元信の
次男の秀頼の作品をみる機会がとても少ないので、じっくりみた。馬がな
んだか嫌がっているようにみえるのがおもしろい。

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