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2019.09.15

美術館に乾杯! 福岡市美術館 その二

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    デルヴォーの‘夜の通り’(1947年)

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   ド・スタールの‘黄と緑の長方形’(1951年)

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     ロスコの‘無題’(1961年)

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    ステラの‘バスラ門Ⅱ’(1968年)

いろいろ出かけた海外の美術館のなかで画家のホームグラウンドとして主要
作品が展示されている美術館を思い返すとそこには大きな喜びがふわふわと
浮かんでいる。ベルギーのブリュッセルにあるベルギー王立美ではシュルレ
アリスム絵画のマグリット(1898~1967)とデルヴォー(1897
~1994)が存分に楽しめる。

そのデルヴォーの展示室に舞い戻ったような錯覚を覚えるのが大作‘夜の通り
(散歩する女たちと学者)’。デルヴォーの場面設定は夜が多い。デ・キリコ
と同様に汽車が登場するが音がせず、斜めにのびる通りには無表情なマネキ
ン人形を連想させる裸婦たちが歩いている。そんな外のシュールな世界とは
対照的に家のなかでは学者がアンモナイトの化石の研究に没頭。この二つに
はどんな関係があるのか。

人気のシュルレアリスムのほかにも質の高い抽象画が揃っている。その
一つがパリのポンピドー以外ではみた記憶のないド・スタール(1914~
1955)の‘黄と緑の長方形’。格子状の矩形は重厚なイメージだが緑と黄の
グラデーション効果により下から上にかけて光がキラキラと揺れ動くように
映る。

今、ロスコ(1903~1970)の追っかけが漠然とだが頭のなかにある。
出かけるのはまだ足を踏み入れてないロサンゼルス。名所観光を軽く済ませ
あとはお目当ての美術館巡り。そのひとつがロサンゼルス現代美。ここに
明るい青が心をとらえて離さないロスコがある。

そんなことを思うようになったのはワシントンのフィリップスコレクション
で体験したロスコルールや川村記念美とか福岡市美の‘無題’などにお目にかか
りロスコの輪郭がぼやっとした四角形の色面の神秘にだんだん魅せられてき
たから。

ステラ(1936~)の‘バスラ門Ⅱ(分度器シリーズ)’はサプライズの大き
さ(縦1.53、横3.06m)。しかも赤や緑などの原色で彩られた半円
形が錯視画のようにリズミカルに動く。川村にあるステラと遜色のない一級
の作品。

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