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2019.08.26

美術館に乾杯! 厳島神社 その一

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    厳島神社の大鳥居

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   国宝‘平家納経 厳王品’(1164年)

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  俵屋宗達の‘平家納経・願文見返し 鹿図’(1602年)

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   長澤芦雪の‘山姥図’(重文 1797年)

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   横山大観の‘屈原’(1898年)

広島にでかけて誰もが目に焼きつけるのは原爆ドームと厳島神社ではなかろ
うか。厳島神社に船でむかうときわけもなく感激するのが海面からドーンと
立っている大きな鳥居。潮が引くと海のなかに浸かっていたところがみえて
くるので鳥居全体がより一層大きくみえる。上陸すると鹿の歓迎を受け、海
の上に浮かぶように作られた神社に進む。コの字のような通路を歩き雅楽の
舞台のところへ来るとだんだん平安時代にワープしたような気になる。

美しい‘平家納経’(国宝)は普段はみれない。これまでこの装飾経にお目に
かかったのは国宝展とか絵巻展、ズバリ厳島神社名宝展といった特別な展覧
会が開かれたときだけ。見返し絵と本紙に施された華美な装飾を前にすると
言葉を失う。まさにこれぞ国宝!という感じ。こういうすばらしいお宝が毎
年みれたらいうことないのだが、、この先の対面はいつになるのだろう。

‘厳王品’に登場する二人の女性のうち二条の光が射し込む先の女性の顔はと
ても可愛く源氏物語絵巻をみているよう。宗達の鹿図は‘平家納経’の補修の
際に描かれたもの。体を円のようにまるめる鹿の姿が忘れられない。

長澤芦雪(1754~1799)の回顧展には必ず出品されるのが芦雪が
広島に滞在していたときに描いた‘山姥図’。大絵馬として厳島神社に奉掲さ
れた。グロテスクな顔をした山姥(やまんば)が熊のような金太郎と手を
つないでいる。この組み合わせは一体何?一瞬ドキッとする。これは怖い
ものみたさ的なところがある芦雪の異色の絵。

もう一点すぐ頭に浮かぶのが横山大観(1868~1958)の‘屈原’。
この絵も大観展の定番。讒言によって都から追放された中国・戦国時代の
詩人、屈原に東京美術学校を追われた師匠の岡倉天心をダブらせている。

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