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2019.08.27

美術館に乾杯! 厳島神社 その二

Img_20190827222501    国宝 ‘雲龍文経箱’(平安時代 1164年)

 

Img_0001_20190827222601    国宝 ‘松喰鶴蒔絵小唐櫃’(平安時代 1183年)

 

Img_0004_20190827222601    国宝 ‘彩絵檜扇’(平安時代 12世紀)

 

Img_0003_20190827222601    国宝 ‘小桜黄返威鎧’(平安時代 12世紀)

 

Img_0002_20190827222601    国宝 ‘金銅密教法具’(鎌倉時代 13世紀)

 

国宝展に出品されるものはどれも目を奪われるお宝ばかりだが、サプライズ
の技がみられるのが漆工や彫金細工などの豪華な工芸品。厳島神社にもすば
らしいものがいくつもある。国宝の‘雲龍文経箱’は‘平家納経’33巻を収納す
る経箱。見事な彫金細工で装飾された三段重ねになっており、蓋や側面の
金具の模様が目を惹く。側面は横にたなびく雲と龍と宝珠が交互に描かれて
いる。装飾経もそれを入れる箱も究極の美を追求しているのがスゴイ。

厳島神社は海の女神三柱を祀っている。2013年に東博で‘国宝大神社展’
が開催されたとき、各地の神社にある古神宝がたくさん飾られた。
‘松喰鶴蒔絵小唐櫃’で楽しませてくれるのは優雅に空を飛ぶ鶴、くちばしに
くわえているのは松の枝。この文様の原案は中国で好まれたリボンや花枝を
くわえる鳥、これが平安時代の和様化の流れのなかで松の枝に変化した。

思わず息を呑んでみてしまうのが‘彩絵檜扇’、緑で描かれた州浜や野辺の
光景が同心円をつくるように檜の板で作られた扇全体に広がり、所々に詠歌
に興じる貴族たちや往来する牛車や馬に乗った人物がみられる。こんな扇が
家にあったら心が清々しくなる。

神社がもっているお宝のなかでとくに見ごたえがあるのが鎧。2年前、春日
大社展で天にも昇るような気持にさせる鎧に2つも出会ったが、厳島神社の
‘小桜黄返威鎧’もその豪華な姿が目に焼きついている。また、‘金剛密教法具’
でお気に入りはクワガタムシの角を連想させる金剛杵。これも檜の扇同様、
いつも手にもっていたい気がする。

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