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2019.07.27

美術館に乾杯! 大英博物館 その二

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   ‘人面有翼守護像’(前883~859年)

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   ‘ライオン狩りのレリーフ’(前645年)

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    ‘ウルのスタンダード’(前2600年)

古代エジプトの遺跡から出土した彫刻などはカイロの考古学博物館でもたく
さんみられるが、古代アッシリアの遺物は大英博でないとスケールの大きな
ものはみる機会がない。言葉を失うほど圧倒されるのが2頭の‘人面有翼守護
像(ラマッス)’。一見すると左右同じラマッスと思うが、足をみると左は
蹄(ひづめ)だから牡牛、一方右はこれとはちがいライオン。

王の‘ライオン狩り’の様子を描いたレリーフ(浮き彫り)にも心を奪われる。
果敢に襲ってくるライオンが剣や槍で倒される姿が目に焼きつく。これまで
数多くのレリーフをみたがこのライオン像が最高。とくにスゴイのが胴体の
槍の刺さったところから噴き出る血のリアルな描写。レリーフでこれほどの
激しさ、悲哀を表現できるのだから古代の職人の腕前は神業的。

イギリス人考古学者ウーリーが1928~29年にウルで発掘したシュメー
ルの王墓からはシュメール美術の傑作がいろいろでてきた。‘ウルのスタン
ダード’、‘牡山羊の像’、‘ゲーム盤と碁石’。‘ウルのスタンダード’は一方の面
にはシュメールの王の戦闘場面、もう一方には勝利を祝う饗宴の様子が描
かれている。

‘戦争’では木材、貝殻、ラピスラズリなどを象嵌することで王、兵士そして
戦車、馬を表現しているが、人物はみな目が大きく背丈は3頭身ぐらいしか
ない。なんだか指人形を連想する。この愛嬌のある顔に親しみがわくし風俗
画としてみるとおもしろい。

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