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2019.07.24

美術館に乾杯! ギメ美術館

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    ギメ美術館の外観

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      ‘菩薩立像’(1~3世紀)

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     ‘仏陀頭部’(430~435年)

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 ‘ナーガに護られた仏陀坐像’(12世紀末期~13世紀初期)

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   ‘ターラー菩薩坐像’(12世紀末期~13世紀初期)

パリの有名な観光スポットであるエッフェル塔から北へ1㎞くらいのところ
にあるギメ美はヨーロッパで一番充実した東洋美術のコレクションで知ら
れている。日本でお馴染みなのは大きな浮世絵展が開かれるとき里帰りす
る春信、写楽、歌麿、北斎らの美人画や役者絵、風景画。今摺りあがった
ような色の輝きをみたら、いっぺんに浮世絵の魅力の虜になる。

でも、この浮世絵を見ようと思ってギメにとびこんだら肩透かしを食う。
浮世絵は常時展示されていない。ここで最も感激するのはインド、パキス
タン、そしてカンボジアなどの東南アジアでつくられた仏像の傑作。日本
でもこれらの彫刻を現地からもっている特別展がときどき行われるが、
ここの質の高さを上回るものに出くわすことはたまにしかない。一見の
価値があること請け合いである。

これがガンダーラ美術の真髄かと思わせるのが‘菩薩立像’。どうみてもこの
菩薩は男性のイメージ。インドの国立美を訪問するとガンダーラの仏像と
遭遇できるだろうが、インドは遠いからパリでこの菩薩に対面するほうが
手っ取り早い。北インドのマトゥラーから出土した‘仏陀頭部’はとても圧の
強い彫刻。この赤色砂岩でできた頭部は一度見たら目に焼きつく。

そして、サプライズの彫刻はまだある。それは‘アンコールの微笑み’とよば
れるカンボジアで12世紀末期から13世紀の初期につくられた仏像。
いずれも目を閉じ、微笑みをたたえて瞑想する姿がじつに美しい。‘ナーガ
に護られた仏陀坐像’、‘ターラー菩薩坐像’。クメール美術、恐るべし!これ
を見るたびに早くアンコールワットで出かけようと思う。

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