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2019.07.28

美術館に乾杯! 大英博物館 その三

Img_20190728221601    ‘パルテノン彫刻 三女神’(前438~432年)

 

Img_0003_20190728221701    ‘パルテノン彫刻 虹の女神イリス’(前438~432年)

 

Img_0001_20190728221801    ‘パルテノン彫刻 馬を駆る人々’(前447~438年)

 

Img_0004_20190728221801   ‘エレクテイオン彫刻 カリュアティド’(前420~406年)

 

Img_0005_20190728221801   ‘ネレイデス・モニュメント’(前400年)

 

古代エジプトの遺物同様、大英博の代名詞となっているのがアテネ、アクロ
ポリスの丘に立つパルテノン神殿を飾っていた彫刻群。大胆にもこの神殿
彫刻をそっくりそのままイギリスに運んだエルギン卿にちなみ‘エルギン・
マーブル’と呼ばれている。そして、これらのギリシャ彫刻の最高峰といわれ
る写実性豊かな神々の像は1807年ロンドンで初公開された。

パルテノン神殿は2度みたのでエルギン・マーブルが神殿のどの部分にあっ
たものか手元のガイドブックと照らし合わせるとおおよそイメージできる。
‘三女神’は神殿の入口側にあたる東破風(切妻屋根の下の三角形の部分)に
あるもので衣服の皺の柔らかい曲線の表現が完璧にすばらしい。‘三女神’の
右隣に配置されている馬の頭部もインパクトが強く目に焼きついている。

‘虹の女神イリス’は西破風を装飾したもののひとつで生き生きとした姿に思
わず足がとまる。東破風の装飾のテーマが‘アテナ誕生’だったのに対し、こち
らは‘アテナとポセイドンの戦い’、虹の女神イリスはポセイドンに従っており、
右に描かれている。神殿の北側フリーズ(列柱上部を飾る長い帯状装飾)に
描かれたいるのがお気に入りの群像彫刻‘馬を駆る人々’。躍動的な馬に見入っ
てしまう。

装飾彫刻が剥がされたのはパルテノン神殿だけでなく、横に立つエレクテイ
オン神殿からも6体の女人柱(カリュアティド)のうち1体が外された。
このため、現地にあるのはコピー。‘ネレイデス・モニュメント’はギリシャ
神殿を模した廟堂、柱の間に立つ3体のネレイデス像の風にゆれる衣をみて
いるとラファエロが描いた‘ガラテイアの勝利’を思い出す。

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コメント

カリアテッドもイギリスにあるんですね。
(6体中1体ではありますが・・・、
 でも、保存はいいようですね。
  現地の博物館でみた本物はひどい状態だったように
  記憶してます・・・
  もっとも、一番いいのを選んで運んだのでしょう     ね。)

 姿よきカリアテッドは選ばれて
 異国の柱になりて想う 地中海

投稿: Baroque | 2019.07.29 00:10

to Baroqueさん
大英博には30年前に行ったきりですから、記憶
がだいぶ薄れています。でも、パルテノン神殿と
エレクテイオン神殿からはぎ取った彫刻群は目に
焼きついてます。

カリュアティドは6体しかないのでイギリス人
は強欲を抑えて1体ですませたのでしょう。現地
では近づいてみましたが、仰るように大昔の姿が
だいぶ失われている感じでした。遺物の保存も
大変ですね。

投稿: いづつや | 2019.08.03 21:25

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