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2019.07.04

美術館に乾杯! オルセー美 その十二

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  モネの‘アルジャントゥイユのレガッタ’(1872年)

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  モネの‘サン=ラザール駅’(1877年)

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  モネの‘積みわら、夏の終わり、朝’(1890年)

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   モネの‘睡蓮の池’(1899年)

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   シスレーの‘ポール=マレリーの洪水’(1876年)

印象派やポスト印象派のオールスターをとりあげるときの苦労は作品の選択。
あれもこれも選びたいと迷うが、目をつぶって静かに考えるとやっぱりこれ
かなというのに絞られてくる。オルセーは印象派の殿堂だから展示されてい
るのは傑作揃い。だが、印象派はどの美術館もコレクションに力を入れてい
るので、オルセーにあるのが群を抜いていいということでもない。

モネにしろルノワールにしろ、またセザンヌやゴッホ、ゴーギャンにしろ
世界中の美術館に分散して存在している。フランスだって、パリにはマルモ
ッタンやオランジュリーがあるし、イギリスならナショナルギャラリー、コ
ートールド、ロシアはエルミタージュ、プーシキン、スイスのチューリヒ、
ビュールレ・コレクション、オスカーラインハルト・コレクション、オラン
ダのゴッホ美やクレラー=ミュラー、そしてアメリカでもいい絵が数多くの
美術館に所蔵されている。メトロポリタン、ワシントンナ・ショナルギャラ
リー、ボストン、シカゴ、フィラデルフィア等々。

オルセーが身近な美術館に感じるのはパリへ出かける人が多いこともあるが、
日本の美術館で定期的に印象派展が開かれることも大きく関係している。
今年は秋に横浜美と上野の森美にルノワールとゴッホがやって来る。オルセ
ーのコレクションは2014年にどどっと出品され、3年前にはルノワール
展があり大きな話題になった。

印象派のど真ん中にいるモネ(1840~71926)については、お気に
入りの‘アルジャントゥイユのレガッタ’と‘サン=ラザール駅’、‘積みわら、夏
の終わり、朝’が2007年のモネ展(国立新美)に出品された。このオルセ
ーの気前の良さは好感度の上昇におおいに貢献する。古い時代のことは知ら
ないが、後年集中して描いた‘睡蓮の池’はまだ日本ではみていない。これから
期待したいところ。

モネより1年早く生まれたシスレー(1839~1899)は2点描いた
‘ポール=マレリーの洪水’に魅了されている。また、‘アルジャントゥイユの
歩道橋’にも思わず足がとまる。

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