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2019.05.15

美術館に乾杯! アッシジ サン・フランチェスコ聖堂

Img_57      サン・フランチェスコ聖堂

 

Img_0001_56      サン・フランチェスコ聖堂の内部

 

Img_0002_52     ジョットの‘父との絶縁’(1295~1300年)

 

Img_0003_49      ジョットの‘小鳥への説教’

 

Img_0004_26      ジョットの‘聖痕を受ける聖フランチェスコ’

 

Img_0005_9      ロレンツェッティの‘黄昏の聖母’(1326~30年)

 

ジョット(1267~1337)の嵌るとフィレンツェ、アッシジ、そして
北イタリアのパドヴァにはどうしても行きたくなる。まだパドヴァには縁が
ないが、団体ツアーでイタリア観光をするとフィレンツェが入るのは当たり
前だし、日数が長いとアッシジも行程に組み込まれることが多い。だから、
ジョットへの接近度は7割くらいになってる。

ゴシック様式の建物、サン・フランチェスコ聖堂はアッシジの町はずれにあ
り、斜面を利用して上下2つの聖堂からなっている。上堂の見どころがジョ
ットによって身廊に描かれたフレスコ画‘聖フランチェスコ伝’(28場面)。
全部をじっくりみていたら時間がいくらあっても足りないから、現地ガイド
さんは有名な場面をピックアップして話してくれる。

‘父との絶縁’は1182年、アッシジに生まれた聖フランチェスコが24歳
のとき父親にすべての持ち物をを返し、遺産相続も放棄することを告げる
場面。父親にしてみればこれまで育ててきた息子が突然世俗を離れるといわ
れても‘ハイ、そうですか’とすぐには受け入れられない。ゲンコツを食らわ
して目を覚まさせようかと思ってもおかしくない。だが、息子は父親には目
もくれず祝福の手を差し出している天上の父のほうをみている。

‘小鳥への説教’はもっとも有名な絵。日本画の花鳥画に鳥がでてくることは
あっても、この絵のように小鳥たちが綺麗に並んで聖人の話を聞いているこ
とはない。仔犬でもよかったかもしれないが、ここは二本足で立つ鳥の姿勢
が説教を聞くにはもってこいの光景とジョットには映ったのかもしれない。

ドラマチックな場面というと‘聖痕を受ける聖フランチェスカ’が心にグッと
くる。この聖痕の奇跡はキリスト教の信者でなくても興味津々。キリストと
同じ十字架の釘の傷を両手足に受け、さらに槍による傷が右胸の同じ所にで
きるというのだから、まさに見事な奇跡!どの聖人にも聖痕ができるわけで
はなく、聖フランチェスコだけがそうなった。

地下の聖堂で期待していたのがシエナ派の主要画家のひとりロレンツェッ
ティ(1280~1348)の‘黄昏の聖母’、切れ長の目がとても美しい聖母
がじっと幼子キリストをみつめる姿に心が奪われる。

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