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2019.04.24

‘メアリー・エインズワース浮世絵コレクション’展!

Img_37      鈴木春信の‘六玉川・調布の玉川’(1767年)

 

Img_0001_33      鳥文斎栄之の‘御殿山の花見’(1781~89年)

 

Img_0002_33      喜多川歌麿の‘見立唐人行列’(部分 1797~98年)

 

Img_0003_29      葛飾北斎の‘唐子遊び’(1790年)

例年のように海外の美術館が所蔵する質のいい浮世絵コレクションが里帰り
するが、今年はアメリカ人女性、メアリー・エインズワースさんが愛した
浮世絵(オハイオ州オーバリン大学アレン・メモリアル美蔵)が千葉市美に
やって来た。ここで4/13~5/26に開催されたあと、静岡市美(6/8
~7/28)、大阪市美(8/10~9/29)にも巡回する。

千葉市美は過去に鳥居清長展(2007年)、鈴木春信展(2017年)で
目を楽しませてくれたが、今回も200点のラインナップは圧巻! 
菱川師宣からはじまり、春信、清長、写楽、豊国、歌麿、北斎、広重、国芳
と名の知れた浮世絵師をほとんど網羅している。しかも、初見のものが多く
含まれ、色もよく残っているからたまらない。心を浮き浮きさせる一級の
浮世絵展に遭遇したことを腹の底から喜んでいる。

鈴木春信(1725~1770)の‘六玉川・調布の玉川’は川の流れの描写に
思わず足がとまる。方向をS字に曲げる水流に入り布を晒す娘の足が水面から
透けて見えるのがじつにいい。ほかにこれまでお目にかかったことのない
初期の作品など12点。見てのお楽しみ!鳥文斎栄之(1756~1829)
の‘御殿山の花見’はちょっと前に終わった上野の花見の再現。今の季節にもっ
てこいの絵柄。

喜多川歌麿(1753~1806)は9点でている。そのうち3枚続の横長
ワイド画面が2点、そしてサプライズはもっと長い7枚続の‘見立唐人行列’、
これは大収穫、歌麿に乾杯!葛飾北斎(1760~1849)の子ども絵
‘風流見立狂言 三本柱’と‘唐子遊び’を長くみていた。まるっこい男の子たち
は清長の描く子どもを連想させる。

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