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2019.04.11

モローの‘出現’と再会!

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     モローの‘出現’(1876年)

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     ‘一角獣’(1885年)

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     ‘エウロペの誘拐’(1868年)

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     ‘セイレーン’(19世紀)

4月1日からパナソニック汐留ミュージアムが‘パナソニック汐留美術館’
に変わった。これを知ったのは昨日、休館日が水曜だったか木曜だった
確認するためHPをみたら汐留美になっていた。新しい名前になって最初
の企画展は先週の4日からはじまった‘モロー展’(~6/23)。

パリのモロー美の作品を公開するのは14年ぶりとのことだが、今回は
なんとあの‘出現’がやってきた。これは見逃せない。だから、一ヶ月前
罹った帯状疱疹が治っておらず腹のあたりがチクチクするのに出かけて
きた。

モロー(1826~1898)の最も有名な‘出現’をみるのは28年ぶり。
パリではみたが、数回行われ皆勤した日本でのモロー展ではお目にかか
ってない。すると初来日?でもそうだったら‘日本初公開’とチラシに書く
はずだから、ずいぶん前にやって来たのかもしれない。

宙に浮かぶヨハネの首、この発想がスゴイ。殺されたヨハネが突然現れ、
‘サロメよ、私の首がそんなに欲しかったのか’とサロメを睨みつける。
だが、ヨハネに恋したサロメはたじろぐどころか、‘そうよヨハネ、私は
ね欲しいものは絶対手に入れる女なのよ!’と驚いたそぶりはみじんもみ
せない。まさに筋金入りのファムファタル(宿命の女)。

このエキゾチックで幻想的な絵をみたら、ロマン派の作家や音楽家は前
のめりになってとびつく。絵画の力を強く感じたエポック的な鑑賞体験
だった。再会できミューズに感謝!

ほかで目を惹いたのは再登場の‘一角獣’と‘エウロペの誘拐’、そして‘セイ
レーン’にも足がとまった。ラファエロにも‘一角獣を抱く貴婦人’(150
5年 ボルゲーゼ美)があるがタイトルの割には一角獣が目立たない。
これに比べればモローの絵には3頭も描かれ、しかも美形で衣装やキラ
キラ輝く飾り物をつけている女性と戯れているのだからファンタジック
な世界に誘い込まれる。何度見てもふわっとする。

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