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2019.04.07

美術館に乾杯! ドゥオーモ付属美

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     ドゥオーモ付属美

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     ギベルティの‘天国の門’(1425~52年)

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     ‘アダムとイヴの物語’(部分 1425~52年)

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     ミケランジェロの‘ピエタ’(1547~55年)

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     ドナテッロの‘マグダラのマリア’(1450年代前半)

フィレンツェを象徴する建築物ドゥオーモ(大聖堂)の後ろにあるの
が付属の美術館。ジュネーブをクルマで出発しフィレツェへ出かけた
ときは2日滞在した。時間的に余裕があったので大聖堂を堪能した
あと、付属美術館にも足を運んだ。

こじんまりした展示室なのだが、展示してあるのはスゴイものが並んで
いる。200%KOされるのがギベルティ(1378~1455)が1人
で何年もかけて制作したサン・ジョヴァンニ洗礼堂の東側門扉、‘天国
の門’。洗礼堂にあるのはレプリカでここにあるのが本物。10枚の浮彫
りパネルからなり、左上の‘アダムとイヴ’から物語が下へと続いていく。

浮彫りは平らなブロンズ板から少し盛り上がったものというイメージが
できているが、この天国の門のひとつ々のパネルの立体感は尋常では
ない。厚みのある人物表現やこちらに飛び出してきそうな3Dのような
女性のポーズ、究極のリアルさを追及する高い技量にほとほと感心させ
られる。

もう一つの見どころがミケランジェロ(1475~1564)の未完の
‘ピエタ’、これはミケランジェロが70代のとき自分の墓のために彫刻
したもの。途中で大理石にひびが入ったので未完成のまま放置された。
キリストの体を支えるニコデモはミケランジェロの自刻像。

そして、ひと目見たら忘れることができないのがドナテッロ(1386
~1466)の‘マグダラのマリア’、ぱっとみると伸びた髪の長さが
半端でないので男性の立像かと思ってしまう。だが、これは改心した
マグダラのマリア。髪が足の膝の下まで垂れ下がっているのは長い期間
祈りを続けてきたことの証。これほどギョッとする彫刻像はほかにみた
ことがない。

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