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2019.04.04

美術館に乾杯! サンタ・クローチェ聖堂

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     サンタ・クローチェ聖堂の内部

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     ジョットの‘現世放棄’(1325~28年)

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  ‘聖痕を受ける聖フランチェスコ’(1325~28年)

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  ‘スルタンの前での火の証’(1325~28年)

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  ‘聖フランチェスコの葬儀’(1325~28年)

はじめてフィレンツェを訪問したときは教会をまわるたびに大きな感動があ
った。美術の本にでている初期ルネサンス絵画と対面するのだからワクワク
と同時に緊張もする。

ウフィッツィ美やピッティ美にあるボッティチェリの‘ヴィーナスの誕生’や
ラファエロの‘小椅子の聖母’はキャンバスに描かれたものなので絵の前で
いい気持になるが、教会へ行くと礼拝堂に描かれたフレスコ画の前では自然
と背筋がしゃんとする。

シニョーリア広場から東のほうへ10分くらい歩くとサンタ・クローチェ聖
堂へ着く。ここの見どころはジョット(1267~1337)の壁画。
ジョットに近づくためにはこことアッシジのサン・フランチェスコ聖堂、
そしてパドヴァのアレーナ礼拝堂をみるとほぼコンプリートになる。まだ、
最高傑作といわれるアレーナ礼拝堂のフレスコ画と縁がないが、いつかみる
ぞ!という気持ちに変わりなく決して諦めてない。

アッシジで聖フランチェスコの物語をたっぷりみたので、サンタ・クロー
チェ聖堂のバルディ家礼拝堂に描かれた壁画群にもすぐ入っていける。
‘現世放棄’は世俗を離れることを決めた聖人が衣服を父親に返している場面。
父親としては息子からもう‘お父さん’と呼ばれないのだからガックリくる
だろう。

礼拝堂の入口正面に飾られている‘聖痕を受ける聖フランチェスコ’はまるで
奇跡が起きた現場に立ち会っているみたい。宗教画にはつきものの奇跡だが、
これほどドラマチックに表現されると聖痕のあとをみてみたくなる。聖痕
のついた聖人は怖いものなし。布教で訪れたエジプトではスルタンの前で
火の証をうけようと火の中に入っていく。

画面に深く感情移入してしまうのが‘聖フランチェスカの葬儀’、聖人の死を
悲しむ人々の表情がじつにリアル、そして、わき腹についた聖痕が確認され
ている。

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