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2019.04.03

美術館に乾杯! メディチ・リッカルディ宮殿

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メディチ・リッカルディ宮殿

 

Img_0001_14      マジの礼拝堂

 

Img_0002_15  ゴッツォリの‘東方三博士の行列(ガスパール)’(1459~61年)

 

Img_0003_12      ‘メルキオールの行列’(部分)

 

Img_0004_6      ‘ガスパールの行列の背景’(部分)

美術の本にいつもでてくるとても有名な画家、例えばダ・ヴィンチのような
画家がいる一方でときどき掲載される画家もいる。こうした準ビッグネーム
の場合、心のどこかに居座り続けるものと一つの絵をみて一気に第一列に
躍り出るものがいる。

ゴッツォリ(1421~1497)は後者のタイプの画家。‘事件’がおきた
のはメディチ・リッカルディ宮殿。ここはコジモが1444年に建てさせた
あと約1世紀にわたりメディチ家の邸宅だった。館内を進みマジの礼拝堂に
入ると壁一面にゴッツォリが描いた‘東方三博士の行列’が目にとびこんで
きた。

これまでこの題材で描かれた絵を何度か体験したが、ゴッツォリのこのフレ
スコ画に一番感動した。‘ガスパールの行列’では黄金の衣装に身をつつんだ
若い王のあとに続く従者の一群にメディチ家の面々が描かれている。白馬
にまたがるのがこの絵を発注したピエロ・デ・メディチ、そしてその横の
茶色の馬に乗っているのが大コジモ。

三博士の行列をひとつひとつみているとこの壁画がすごい細密画であること
がだんだんわかってくる。王や従者たちの衣服が金色、赤、青といった鮮や
かな色に染まり、その文様も当時の最先端のファッション・モードを思わ
せる。

そして、描かれているモチーフは大勢の人物だけでなく動物がたくさん登場し
、背後の風景は木々や植物で埋め尽くされている。‘メルキオールの行列’には
トルコ風の貴族の狩猟の一行がおり、鷹やチーター、猿などが描き込まれて
いる。これはおもしろい!

 

     

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