« 美術館に乾杯! バルジェッロ国立美 その二 | トップページ | 美術館に乾杯! カーサ・ブオナローティ美 »

2019.03.30

美術館に乾杯! バルジェッロ国立美 その三

Img_13      チェッリーニの‘ペルセウス’(16世紀)

 

Img_0002_10      ジャンボローニャの‘メルクリウス’(1564~1580年)

 

Img_0001_9      ロッビアの‘若い少女の肖像’(1465年)

 

Img_0004_2      ベルリーニの‘コスタンツァ・ボナレックの肖像’(1635年)

ルネサンスが終わりマニエリスムの様式に人々の好みが向かうと彫刻の形にも変化がでてくる。作品のモチーフはギリシャ神話からとってもその新しい作風は刺激にとんでいる。

チェッリーニ(1500~1571)の‘ペルセウス’は映画の一シーンをみている感じ。高くあげた左手に持っているのは見る者を石に変える怪物メドゥ―サの首、シニョーリア広場に面したロッジに飾られている別ヴァージョンのペルセウスには叶わないが、見栄えのする造形にはぐっとくる。

同じく踊っているような体の動きが強く印象に残るジャンボローニャ(1529~1608)の‘メルクリウス’にも心を奪われる。天にむかって右手をのばし足を後ろにはねあがる姿はバレエの舞台をみるよう。

ロッビア(1399~1482)はフィレンツでその存在を知った彫刻家。青い地の施釉テラコッタの浮彫りが何点もあったが、とくに目を惹いたのがNHKの朝ドラに出てきそうな‘若い少女の肖像’。そのみずみずしい表情は当時もおおいにもてはやされたことだろう。

必見リストに載せていたベルニーニ(1598~1680)の‘コスタンツァ・ボナレックの胸像’は残念ながら姿を現してくれなかった。どこの部屋にあったのだろうか。むろさんはこの胸像をみたいというと係り員が案内してくれたと、おっしゃっていたが、次回はこの手を使うつもり。

|

« 美術館に乾杯! バルジェッロ国立美 その二 | トップページ | 美術館に乾杯! カーサ・ブオナローティ美 »

コメント

ベルニーニの愛人コスタンツァ・ボナレッリの肖像ですが、私が4~5年前に行った時は、バルジェロの中のどこにも見当たらなかったので、3階にいた監視員のおばさんに聞いたら、4階の鍵を開けて案内してくれました。多分監視員の人手不足で全ての展示室を開けていないのだと思います。次回行かれた時に展示されていなかったら、館の人に聞いてみるといいと思います。

この像ですが、私はベルニーニの作品で最も好きなものの一つです。公式な依頼で製作された肖像はどれも堅苦しくて好きになれないのですが、この像はさすがに「愛人」の像ということで、ベルニーニが自分の意思で愛情を込めて作ったので素晴らしい作品に仕上がったと思っています。
そして弟との三角関係や刃傷沙汰(スフレージョという復讐で顔に傷をつける)といったエピソードもあり、話題に事欠かない作品です。この事件やスフレージョの実態については石鍋先生が2~3年前の成城大学紀要に詳細な顛末を書いています。

投稿: むろさん | 2019.03.31 02:29

to むろさん
日本の彫刻だけでなく、海外の彫刻の話も
よくご存知ですね。この愛人像、またフィレン
ツェへ行く機会があればなんとかリカバリーし
ようと思います。

いろんなエピソードがあるんですね。

投稿: いづつや | 2019.03.31 17:58

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 美術館に乾杯! バルジェッロ国立美 その二 | トップページ | 美術館に乾杯! カーサ・ブオナローティ美 »