« 美術館に乾杯! フィレンツェ ピッティ美 その二 | トップページ | 美術館に乾杯! フィレンツェ ピッティ美 その四 »

2019.03.22

美術館に乾杯! フィレンツェ ピッティ美 その三

Img_1
     カラヴァッジョの‘眠るアモール’(1608年)
Img_0001_1
     グエルチーノの‘タビタの蘇生’(1618年)
Img_0002_3
       ルーベンスの‘野良の帰り’(1635~39年)
Img_0003_1
     ルーベンスの‘戦争のアレゴリー’(部分 1637~38年)
ローマの美術館や教会をまわるとかなりの数の作品を楽しめるカラヴァッジョ(1571~1610)、フィレンツェではウフィツィに出かけると3年前やって来た‘バッカス’と‘メドゥ―サ’、そしてピッティ宮殿にまで足をのばすと‘眠るアモール’をみることができる。
はじめてピッティ美を訪れたときはラファエロの‘小椅子の聖母’に集中していたので、カラヴァッジョの‘眠るアモール’は知る由もない。当時カラヴァッジョは気になる画家のひとりだったが、対面した絵は数点しかなく画業の全体像がわからなかった。

カラヴァッジョにのめりこむようになったのはそれから15年くらい経ってから。で、‘アモール’の存在を知ったが、本物をみるのにさらに10年かかり2010年の大回顧展(ローマ)でようやくこの絵と出会った。


日本でも回顧展が開催されたグエルチーノ(1591~1669)はカラヴァッジョからも構図のつくりかたなどで影響をうけている。‘タビタの蘇生’は善行をした婦人タビタを死から蘇らせる使徒ペテロの奇跡が描かれているが、右手を上げるペテロの姿や陰影のコントラストはカラヴァッジョを彷彿とさせる。

ルーベンス(1577~1640)が晩年ブリューゲルに習って描いた風景画に大変魅了されている。心に沁みるのが4,5点ある。例えば、ロンドンのウォレスコレクションの‘虹のある風景’、ナショナルギャラリーの‘ステーンの城館のある風景’。‘野良の帰り’もお気に入りの一枚だが、この絵も‘アモール’同様、みたという実感がない。

このころはルーベンスというといかにもバロック風の‘戦争のアレゴリー’のような作品に目が釘づけになっていたので、こうしたのどかな農村を舞台にした風俗画はかすりもしなかった。いつかリカバリーを果たしたい。

|

« 美術館に乾杯! フィレンツェ ピッティ美 その二 | トップページ | 美術館に乾杯! フィレンツェ ピッティ美 その四 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 美術館に乾杯! フィレンツェ ピッティ美 その二 | トップページ | 美術館に乾杯! フィレンツェ ピッティ美 その四 »