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2019.02.18

美術館に乾杯! 国立近代美 その二

Img_0003     クリムトの‘女の生の三段階’(1905年)

Img     ゴッホの‘若い農夫の肖像’(1889年)

Img_0001     モディリアーニの‘アンナ・ズボロフスカ’(1917年)

Img_0002     デ・キリコの‘不安を与えるミューズたち’(1925年)

事前に得られる作品情報が少ない美術館の場合、期待と不安の割合は半分々。手元の美術本からようやくでてきた絵画のなかで最も鑑賞欲を刺激されたのはクリムト(1862~1918)の‘女の生の三段階’。

この絵は4月東京都美ではじまる‘クリムト展’(4/23~7/10)にやって来るので、クリムトファンは楽しみに待っているにちがいない。クリムトがよく使った正方形のキャンバスは1.8mとかなり大きい。可愛い幼子を抱く若い母親の顔が体に対して真横に曲がっているのが、それほど不自然な感じがしない。

裸身の母親の横に立っているのが老年期の女性。老醜をさらしたくないのか髪で顔を隠している。この老婆の姿にはへんなところがある。それは爺さんの体つきにみえること。そして、歳をとった女性が若いときと変わらない金髪をしているというのも違和感がある。だから、母子ばかりをみていた。

ゴッホ(1853~1890)の‘若い農夫の肖像’とモディリアーニ(1884~1920)の‘アンナ・ズボロフスカ’は情報がなかったので、思わずのけぞった。こういうときは気分がすぐハイになる。また、関心を寄せているドンゲンの女性の肖像にも魅了された。

未来派のバッラ、デュシャンとともに作品の数が多いのがデ・キリコ(1888~1978)。自画像や女性の裸婦図など11点あった。‘不安を与えるミューズたち’はデ・キリコが生みだした形而上絵画の傑作のひとつ。陽射しのを受けて長い影を落としている2体のマネキンの謎はずっと消えないまま。

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