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2019.02.27

美術館に乾杯! アテネ国立博 その二

Img     ‘ディピュロンの墓甕’(紀元前750年)

Img_0002     ‘パンの画家のぺリケ’(紀元前470年)

Img_0001     ‘クロイソスの墓像’(紀元前530年)

Img_0003     ‘台座浮彫 体育場風景’(紀元前510年)

古代の美術品のひとつの特徴がサイズの大きさ。ギリシア陶器のなかにはビックリするほど大きな甕やアンフォラがいくつも並んでいる。思わず足がとまったのが高さ155㎝の大甕‘ディピュロンの墓甕’、これは死者の霊にお酒を注いで供養するためのもので表面全体は端正な幾何学模様で覆われている。

時代が下って紀元前470年頃につくられたぺリケ(下ふくらみの器)のみどころは器に描かれた絵。この頃陶器画家が活躍し、神話や普段の生活の光景が描かれた。黒地に赤褐色で表現されたのはエジプト王や家来と戦うヘラクレス。また、ヘラクレスがケンタウロス族のネッソスをやっつける場面のアンフォラもある。

‘クロイソスの墓像’は紀元前8世紀末からはじまったアルカイック時代を代表するクーロス(青年立像)。この等身大の像は高さ195㎝もあり圧倒的な存在感をみせている。明らかにエジプトのファラオ像の影響を受けているが、均整のとれた肉体美には生気がみなぎっている。これは忘れられない。

古代オリンピックがはじめて開かれたのは紀元前776年。青年たちが肉体の鍛錬の成果を競いあった各種スポーツの様子は陶器や台座の浮彫などに盛んに描かれた。‘台座浮彫 体育場風景’にでてくるのはレスリングをする選手たち。

世の中には筋トレにとりつかれた人が大勢いそうだが、この若者たちの腹の筋肉の割れ具合と遜色ないほど肉体を鍛えている人は一握りの上級者クラスだけだろう。

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