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2019.02.09

美術館に乾杯! ローマはベルニーニのためにあった (3)

Img_0002         サンタンドレア・アル・クィリナーレ聖堂

Img_0003     ‘クーポラ’(1658~61年)

Img_0004‘インノケンティウス10世の肖像’(17世紀 ドーリア・パンフィーリ美)

Img_0005  ‘ガブリエル・フォンセカの胸像’(1668~73年 ルチーナ聖堂)

Img     ‘サン・タンジェロ橋の天使像’(1670年)

2回おこなったベルニーニ巡り、2度目は大カラヴァッジョ展にあった2010年。念願のカラヴァッジョをみて興奮がさまやらぬなかすぐ近くにあるベルニーニ(1598~1680)が設計した‘サンタンドレア・アル・クィリナーレ聖堂’に寄った。なかに入り上を見上げると飛翔するような感覚になる楕円形のクーポラ。金彩の漆喰装飾と可愛い天使を息を呑んでみていた。

バルベリーニ家出身のウルバヌス8世が亡くなったあと教皇についたのがパンフィーリ家から選出されたインノケンティウス10世(在位1644~1655)。ドーリア・パンフィーリ美では専用の部屋にベラスケスがローマにやって来たとき描いた教皇の肖像画とベルニーニがつくった肖像彫刻が一緒に飾ってある。2つをみるとインノケンティウス10世は厳格で気難しい人物のイメージ。そのため、学問・芸術にはあまり興味が示さなかった。

サン・ロレンツォ・イン・ルチーナ聖堂にある‘ガブリエル・フォンセカの胸像’はだまし絵のようにこちらに飛び出してくる感じがとても印象深い。この人物はポルトガル人でインノケンテイウス10世の外科医だった。深い精神性のみられる祈りの姿が心を打つ。

ベルニーニは71歳のとき‘サン・タンジェロ橋の天使像’の2体をつくった。全部で10体ある天使は受難を表す持物をもっているが、INRIの銘と茨の冠をもつ天使がベルニーニの作。だが、実際に橋の上に置かれているのはコピー。仕事場にやって来た教皇が風雨にさらすのは忍びないとコピーに替えさせた。

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